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【私的音楽評】 No,250 梅香家セレクト
初めまして、会員No,63の梅香家(ウメガエ)です。
中学生の頃、文化祭で先輩のバンド演奏を見て、カッコいい!とギターを始めて、
早20年が過ぎました。その時バンドやってた憧れの先輩が、
先日実家に帰ったときに40歳で突然倒れて昨年亡くなっていたことを知りました。
なので、初めての投稿は昔なつかしの思い出を語ろうと思います。
私が中学生だった当時はBOOWYが解散した直後で世の中はバンドブーム、
初めて買ってもらったエレキギターに銀のテープであの有名な模様にして、
散々タブ譜を買ってコピーしていました。
家でカセットテープとビデオテープを聴きまくりました。
でも結局始めてステージに立ったのは高校生の時、
その時にはBONJOVI、Aerosmith、Guns’n’Rosesなどの洋楽ハードロックをコピーし、
邦楽と織り交ぜながらステージに立っていた記憶があります。
音楽ってコード進行やメロディ、そして歌詞で音が一つ一つ積み重なって表現された作品なんだけれど、
いろいろコピーしていくと、かっこいいリフだったり、耳に残るメロディがあって、理論のほうにもいきがちだけれど、
でもその曲の中に秘められた想いは、聴く方としてはなかなか紐解けなかったりするけれど、
何かライブでのMCだったり、雑誌のインタビューだったり、
ヒントがあると改めてその曲に秘められたものに少し近づける気がして、
それが少しでも理解できると同じ音楽でも体全体でじんわりと感じられると思い始めた頃でした。
そんな作品の少し中までを初めて覗けて、好きになった曲が、BOOWY解散後、
ソロになっての初めてのアルバム 氷室京介「FLOWERS for ALGERNON」に収録されている、
「DEAR ALGERNON」で、アメリカの作家ダニエル・キイス著「アルジャーノンに花束を」という、
知的障害を抱えた主人公が臨床試験により思考力が驚くほど成長し、
同じ被験者であるネズミとの歩みを描いた小説を読んで書いた曲だといいます。
曲と合わせて小説を読んで、その世界観の中に触れた上で聴き、唄うと、
全く違った感覚を味わった鮮烈な記憶を思い出します。
それまではギターとコーラスしかやってなかったけれど、
初めてライブでアコギを弾いてメインボーカルを唄った思い出の曲でもあります。
氷室 京介 「DEAR ALGERNON」
https://www.youtube.com/watch?v=kFdGIrAi3C8
中学は、軟式、高校では硬式のテニス部だった私は、
インターハイ常連校だった厳しい練習に高校の部活を断念し、
本格的に音楽にのめり込んで行き、成績もガタ落ちだったなぁ。
街の小さなライブハウスに人を集めるためにチケットを自分たちで作って、
売って、人を集めていたけれど、お客がトータル5人のみという日もあったなぁ・・・
色んなバンドを組んだけれど、最も覚えているバンド名は、
「快楽妊婦」。チケットにはコン●ームを模ったイラストを描いてありました。
若気の至りですねぇ~。
高校最後の文化祭、いくつかあるバンドの中でトリに選ばれ、
邦楽、洋楽を織り交ぜながら、オリジナル曲も2曲ほど入れて、演奏しました。
トモダチに借りた革ジャンに汗だらだらたらしながら、
盛り上がりすぎるほどの熱気に包まれた体育館のステージでは、途中ステージが広すぎて、
ギターのケーブルが抜けたり、リズムがバラバラだったり散々だったのですが、
そんな演奏でも、友人たちや知らない後輩たちが楽しんでくれて、
人生最高の経験だったんだろうなぁと、それまでの練習の苦労なんて吹っ飛んでました。
最後の曲はCHAGE&飛鳥の「YAH!YAH!YAH!」
ヤーヤーヤーとボーカルと私は観客を煽りまくり、最後にはボーカルが倒れこむほどでした。
興奮が最高潮に達する中、アンコールが沸き、
用意していた曲を演奏しようとしていたその瞬間、時間の関係で、
と緞帳がゆっくり閉まっていくのでした・・・
結局用意していた最高に盛り上がる曲は、人前で披露される事ないままに終わってしまいました。
人前で何かをするということは、常にエンターテイメントの要素がないとと思います。
ステージではもちろん、いろんな人とのコミュニケーションが円滑になるための潤滑油だと思います。
特に海外のアーティストのパフォーマンスは見ても聴いても上手に使っているのだとこの頃学んだ気がします。
言葉がわからなくても、同じ人間が表現する音楽とパフォーマンス、通じるものは計り知れません。
高校最後の文化祭で用意していたこの曲、言葉がわからなくても聴けば自然にテンションが上がります。
Bon Jovi 「Keep The Faith」
https://www.youtube.com/watch?v=eZQyVUTcpM4
この曲は信念を貫くというタイトルですが、自分の信じるものがどこにあるのか、
見つけ出せてないのかな、とも思う今日この頃。
高校生の頃を思い出すと、部活と学業両立を目指していた学校の魂の言葉を思い出しました。
「しまれ、がんばれ、ねばれ、おしきれ」
スポーツでも仕事でも人生に必要な言霊を教えてもらっていたんだなと改めて思います。
自分の経験が活きるも死ぬも、信じるものを貫く気概と自分への戒め、
そして常に前を向いて一歩ずつ歩むことで、結果は後からついてくるのではないかと思います。
そんな私が最近自分を励ますためによく聴いているのは、SPYAIR。
ボーカルの体調により活動休止中ですが、そんな凝った音楽理論を使うでもなく、
若いチカラがモガきながらも、
信じる道を前に向かって歩もうとする歌詞に少し歳をとってしまったけれど、
頑張ろうとさせてくれます。
そして、ガンダム好きは昔からなのですが、
少し前のテレビアニメ「ガンダムビルドファイターズ」のOP曲でした。
高校生がガンプラでバトルをするというかつて無かったストーリーなので、
是非そちらも皆さんに興味を持ってもらいたくて、最後にご紹介します。
現在は第2作「ガンダムビルドファイターズ トライ」となって、水曜日夕方6時に放映されてますので、是非!
SPYAIR 「My World」
https://www.youtube.com/watch?v=HE6p0UzVNhs