【私的音楽評】No,206 五十嵐セレクト 57

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Lou Reed が亡くなった。

 

 

1967年の「Velvet Underground & Nico」でのメジャーデビュー、1972年のソロデビュー以来、
ごく最近まで一線で活動し、音楽サイト Allmusic は「1960年代にスターに上り詰めたアーティストで、
現在に至るまで、重要かつ現代的な取組を続けているのは Neil Young と Lou Reed しかいない」と
絶賛している。

 

 

決して“うまい”ボーカリストでもなく、いくつかの曲やアルバムを除けば“売れた”ミュージシャンでは
なかったのだけれど、METALICAと共演したことからも分かるとおり、彼のポジションは
Musician’s Musician としてもよく知られていた。

 

 

一度だけ彼のライブを観たことがあるのだけれど、とってもそっけないステージ装飾をバックに
MCもほとんどなく、淡々と進行していたのが印象に残っている。
確かドラムスは Maureen Tucker だったような、、、

 

 

それから、最近の彼は、「ディズニー音楽」や「クルト・ワイル」や「セロニアス・モンク」といった
テーマを元に、様々なミュージシャンをブレンドし、独特な世界観のアルバムを作り続けている
Hal Willner と組むことが多く、個人的には「Music of Kurt Weill」収録の “September Song”
の投げやりでかつ懐の深い歌に引きつけられた。Hal Willner は後にLou の2003年のアルバム
「The Raven」のプロデュースも担当し、相性の良さを印象づけた。

 

 

未だに Lou Reed のフォロワーは多くいるけれど、
彼の様に、40年以上にわたって、隠居せず、邁進し続けることが
出来るかどうかは???です。

 

 

というわけで、今回は比較的キャッチーでノリのいい曲と、
彼が Bob Dylan に匹敵するほどいかに原曲を変形させることを日常的に行っていたかが
よく分かる3曲を選びました。

 

 

Dirty Boulevard

 

オリジナルアルバムはこちら

 

new york

New York

 

 

Coney Island Baby

 

オリジナルアルバムはこちら

 

coney island baby

Coney Island Baby

 

 

Sweet Jane

 

最高にかっこいいライブバージョンが聴けるアルバムはこちら

 

Rock 'n' Roll Animal

Rock ‘n’ Roll Animal

 

 

それじゃ、また

 

 


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