【私的音楽評】No.210 五十嵐セレクト 58

 

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2014年が始まりました。
新しい年の始まりです。

 

 

ただ、昨年暮れに大変悲しいことがありました。
大滝詠一さんが永眠されました。

 

 

大滝詠一さんの訃報イコール
彼の新譜を永遠に聴くことができなくなった、
ということです。
とても残念です…

 

 

最後のアルバム「EACH TIME」が世に出たのが、
1984年の3月21日なので、もうすぐ30年!!ということになります。

 

 

思い返せば、ちょうどその頃自分は、
浪人生活に終わりを告げようとしていて、
「EACH TIME」を聞くと、
今でも予備校の最寄り駅から乗り込んだ電車の車窓から見えた
キラキラとまぶしい風景を思い出します。

 

 

改めてご冥福をお祈りします。

 

 

彼は「はっぴいえんど」解散後
ソロ一本で音楽活動を続けていましたが、
いくつかデュエットの作品を残しています。
残されたデュオ作のいくつかが、
彼が愛した往年の洋楽であるってことは
とても興味深く、今聞いても全く飽きない作品ばかりです。

 

 

今回は、彼が昔HNK-FMのプログラムで
山下達郎とデュエットした曲の音源と
竹内まりやのアルバムでのデュオ作の
計3作品をご紹介します。

 

 

NHK-FMのこのプログラム(1981年)は、
自分も生で聞いていて、なおかつカセットテープに
録音もしていて、何回も何回も聞いていたのだけれど
引越ししたときに、そのテープがどっかにいってしまって
残念な思いをしていたので、こうしてまた聞くことが
出来てとても嬉しく思います。

 

 

 

Come Softly To Me / 大滝詠一&山下達郎

 

 

この曲は1950年代の終わりから1960年代の初めにかけて活動していた
アメリカはワシントン州出身の男性ひとり女性ふたりの混声グループ
The Fleetwoodsの1959年のヒット曲。とってもソフトで耳障りの
いい曲をいくつか世に送り出しました。

 

 

二人のバージョンでは、山下氏が女性のパートを、
大滝氏が男性のパートを担当して、ドンカマをバックに
さらにソフトに仕上げてます。

 

 

The Fleetwoods のアルバムを一枚という方にはこちらをオススメ。

 

Fleetwoods

The Very Best Of The Fleetwoods / The Fleetwoods

 

 

 

All I Have To Do Is Dream / 大滝詠一&山下達郎

 

 

この曲を歌った The Everly Brothers は、
同じく1950年代の終わりから1960年代にかけて一世を風靡した兄弟デュオで、
彼らの影響力の大きさは、1986年第一回のロックの殿堂の
最初の10アーティストに選ばれたことからも分かります。

 

 

この曲は彼らの代表曲の一つで、
とってもロマンティックな歌詞をもっています。
良い時代です。

 

 

The Everly Brothers のアルバムを一枚という方にはこちらをオススメ。

 

Everly Bros

The Definitive Pop Collection / The Everly Brothers

 

 

 

Something Stupid / 竹内まりや&大滝詠一

 

 

最後は、竹内まりやが彼女が幼少期に聞いていた洋楽をカバーした作品を
集めた彼女自身がプロデュースしたアルバムから。
オリジナルは、Frank Sinatra とNancy Sinatra の親子デュオ
1967年の作品で、Nancyのアルバム「Sugar」に収められています。

 

 

余談ですが、このアルバムには、山下達郎が在籍し、
大滝詠一がプロデュースしたシュガーベイブが唯一世に送り出した
アルバム「SONGS」の最後の曲「Sugar」の元ネタ曲「Sugar Town」が
収められています。

 

 

この曲を収録したアルバムはこちら

 

竹内まりや

Longtime Favorites / 竹内まりや

 

 

 

それじゃ、また

 

 

 


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