オムニバスアルバム「横浜アコギBOX」 制作秘話 【楽曲編 #03 「夏の恋」 041103】

 
 夏の恋はですね〜、2003年の6月頃に書いてたんですけど、夏を前にしてこれから迎える夏を感じれるような曲を書きたかったんです。

 その日は6月なのに30度以上の真夏日でいわゆる茹だるような暑さでした。

 まずイントロのリフが突然浮かんで、いいな、これ!って思ったんです。
いつも作曲する時は何回も違うパターンで取り直したり他で浮かんでいたメロディーを足したりするんですが、何故かあの夏の恋だけはイントロからサビまで決められていたかのように流れるようなワンテイクで取りました。

 作曲集を貯めているMDにまだその時のテイクが入ってますが、まさに今の様な状態でした。
だから作ったというよりは授かったような、そんな曲ですね。

 歌詞は銀色の風に揺れる水面〜繋いだその手は砂混じりで〜ってフレーズがすぐ浮かんで、イメージは高校生の時過ごした湘南の鵠沼ら辺の海岸に入って行く凄く細い道があるんですけど、その道を抜けて海を見た時の感動っていうか、そういう情景が浮かんだのでそういうのを含めた鵠沼海岸をイメージしました。

 しかし、そこから先のテーマは現在の形と違くて元々のテーマは『ひと夏の恋』でした。
夏の海で出会った二人はその場で激しい恋に落ちるのですがお互いそれぞれ相手がいて結ばれない恋なのだけれど、気持ちは制御出来ない二人は帰らなきゃいけないのに帰りたくない

ああひと夏の恋!

みたいな(笑)


 元々ソロ用に書いた曲で(当時はソロでも歌っていた)色んな人に聞かせていくうちに

「ちょっと重いね〜」

とか言われちゃって、そのまま冬になりファイルにしまわれていた曲でした。
でも山根君の吹きキャンでも歌ってたんだよな〜(笑)

 そしてアコギBOXの話があってeibuで歌おう!って事になって2004年の7月の合宿の時に状況の設定とアレンジをし直して、今のような形になり、現在に至ります。

 基本は高校生の頃の体験が元になってるから、この曲には思い入れはありますね〜・・・ちなみに渋滞の国道とは国道134号だったりもします。でも聞いて下さるみなさんのイメージの世界にお任せしますよ!

 こんな風に今歌ってる曲もどんどん変わっていくかもしれません、歌は世に連れ世は歌に連れ、その時に1番合ういいカタチを常に探しているのでした〜。

ではでは、そんなこんなで夏の恋思い出ヒストリー、お相手はeibuスーでした!!


「夏の恋歌詞はこちら
【秘蔵写真編:ジャケット撮影】


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うっち「公園まで競争だ!」
スー「負けないぞー!」



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スー「誰から?」
うっち「お。代表からだ・・なになに

・・・・・・・・

バスに乗れ・・・??
なんだそりゃ、意味わからん。」


スー「あ。バスだ。走ろう!」


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スー「うっち!早く!!」
うっち「なんでバスなんだよ!!」



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eibu「まってくれ〜〜〜〜〜〜!!!!!」




【楽曲編 #02 「KAHLUA MAN」 041005】はこちら

【楽曲編 #01 「産毛」 040917】はこちら
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