スポーツジャーナリスト・大阪芸術大学教授
1964年、千葉県いすみ市生まれ。成田高校在学中、長距離種目で次々に日本記録を樹立する。1984年のロス五輪に出場。92年に引退するまでの13年間に日本最高記録12回、世界最高記録2回更新という記録を残す。
マラソン、駅伝の解説が好評で、2017年にはNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の語りを担当。現在、テレビ番組のナレーションも数多く務める。
(一財)日本パラ陸上競技連盟会長、(特非)日本フロアホッケー協会理事長、(公財)日本パラスポーツ協会理事。
増田明美 // Masuda Akemi// | また、走りだしましょう!
夏季パラリンピック7大会出場は日本人最多。
2004年のアテネパラリンピックでは日本選手団主将を務め、4×400mリレー(T53/54クラス)で銅メダルを獲得。
高校1年生の時に、風を切るスピードに魅了され本格的に陸上競技に取り組む。
日本人では難しいとされたパラリンピックファイナリストになるなど、 “日本のスプリンター=NAGAO”と世界のランナーから評され、0.01秒にこだわり、52歳で自己記録を更新するそのストイックな姿勢は、記録にも記憶にも残るランナーとして長きにわたり日本短距離界のエースとして君臨。
惜しまれつつも2017年に第一線から退く。
2024年のパラKOBE2024世界パラ陸上競技選手権大会(神戸)では、大会アンバサダーを務めた。現在はこどもたちへの啓発活動や講演会などを行ない、後進の指導にも携わる。
パラリンピック出場歴
1988年 ソウルパラリンピック
1992年 バルセロナパラリンピック
1996年 アトランタパラリンピック
2000年 シドニーパラリンピック
2004年 アテネパラリンピック
2008年 北京パラリンピック
2016年 リオパラリンピック
主な表彰
厚生労働大臣賞
内閣総理大臣顕彰
兵庫県優秀スポーツ選手賞
神戸市優秀スポーツ選手賞
神戸新聞スポーツ賞
テニス選手とし日本ランキングを取得したあと指導者に転向し数々のプロ選手を輩出し2001年には車いすテニスナショナルチームコーチに就任する。その後2012年ロンドンパラリンピックに車いすテニスコーチとして帯同、2016年リオデジャネイロオリンピック、及び2020年東京パラリンピックには日本代表チーム監督として帯同した。
2024年パリパラリンピックには日本代表選手団副団長として帯同し現在は公益財団法人日本パラリンピック委員会ハイパフォーマンスマネジャーとして活動をしている。
また、数々の経験を活かした講演会や講習会、人材育成研修など各地で実施もしている。
受賞歴
・2016年 相模原市市長より賞賛の楯受賞
・2016年 スポーツ功労者文部科学大臣賞表彰
・2017年 文部科学大臣表彰「障害者の生涯学習支援活動」に係る
・2019年 スポーツ功労者文部科学大臣賞表彰
・2020年 公益財団法人日本障がい者スポーツ協会「功労章」受賞
・2021年 スポーツ功労者文部科学大臣賞表彰
・2024年 公益財団法人日本テニス協会「功労章」受賞