みなさんこんにちは!
12期インターン生 ヒゲダン風のかずまさです
今回は清野智佳子さんにご協力いただき、視覚障がい疑似体験と誘導体験をしてきました!
清野さんは毎年インターン生に視覚障がいについての講演会やワークショップを開いていただいてる方で、今回の体験でも多くのことを学ばせていただきました。
最初は日本大通り駅に集合し、体験に入る前に駅で視覚障がいのある方はどこに困るのかを考えました。
駅にある「音声・点字案内」は近くに行くとセンサーが反応し、音声案内の利用方法が流れます。
しかし使ってみると、かなり近づかないと音声が流れないので、視覚に障がいのある方は案内があることに気がつかない場合があります。
また、点字ブロックのある改札が右から2番目の一か所のみであるため、点字ブロックを利用して改札に入る場合、混んでいても1つの改札口しか使えません。
点字ブロックや案内は作るだけでなく、使ってもらえるか、まで考えることが大切なのだと学びました。
ホッチポッチで行っている「バリアフリーな取り組み」を使ってもらえるよう、今一度確認してよりたくさんの方が楽しめるようなイベントにしていきます!
その後は視覚障がい疑似体験を行いました!
目隠しをして白杖を持つ「視覚障がい者役」
歩くのを補佐する「誘導役」
に分かれて駅から象の鼻パークまで歩きました。
まずは「視覚障がい者役」から体験しました。
実際に目隠しをして歩くと、遠くの車の音が近く聞こえたり、目の前に何かあるのではないかと感じていつものようにスムーズに歩けません…
普段は気が付かないちょっとした段差や坂に何度も転びそうになります。
また、点字ブロックを頼りに歩いていても、ブロックが途中で切れているもあり、見えていないと混乱します。
特に階段は白杖をうまく使わないと、階段が続いているのか、踊り場なのか、分からなくなりとても怖いです。
逆にこの経験から誘導する際は「少し道がボコボコしています」「階段はあと5段でおわります」「点字ブロックがなくなります」と、具体的に伝えることが大切だとわかりました。
次は誘導役を体験しました!
誘導する側は以下のことに気をつけながら誘導します
・まずは簡単に自己紹介をしてどんな人が誘導するのか知ってもらう
・左右どちら側に立ってほしいかを聞く
・自分の肘を掴んでもらい、相手の斜め前あたりを歩く
・できるだけ具体的に説明
(あと少しで曲がります→あと5m進んで左に曲がります)
・どんなことでも相手に確認
(階段とエスカレーターどちらを使いますか?)
(信号が変わりそうなので少し急ぎますね)
また、周りの景色や様子を説明する事も大切で、
例えば、「目の前に交差点があり、その奥に記念館があります」
「海が見えていて遠くにサーフィンをしている人がいます」
と、具体的に周囲の様子を説明すると、自分がいるところがイメージ出来てより歩きやすくなります。
今回の体験を通して視覚障がいのある方が体験している世界や、誘導をするときの注意点などを学ぶことができました。
この経験をホッチポッチで行う「視覚障がい者ツアー」や「バリアフリーな取り組み」に生かしていきます!
また、少しの知識と思いやりがあれば障がいの有無に関わらず、支え合い、繋がれるのだと改めて感じました、より多くの人がごちゃまぜに繋がる世の中をめざして「ハードよりもハート」の精神で今後も取り組みを発信していきます!
清野さん、本当にありがとうございました!
今年度のホッチポッチでは「視覚障がいのある方限定、スペシャルツアー」を実施します!
ツアーではステージの様子や、会場の雰囲気をサポートスタッフが「ことば」で伝えながらホッチポッチの様々なステージを回ったり、キッチンカーでの食事を楽しんだりできます!
今回の研修で学んだことをもとに、私たちはより楽しいツアーを行えるように準備しています。
どうぞお楽しみにお待ちください!
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\観 覧 無 料/
ホッチポッチマーケット&ミュージックフェスティバル2023
日程:2023年11月3,4日(金祝・土)
会場:象の鼻パーク
▼公式WEBサイト
https://www.arcship.jp/hotchpotch/
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