【ワークショップ レポート】ユニバーサル ガイドボランティア研修会

みなさまこんにちは!

みっくすじゅーすのななかです。🍁

 

毎年お世話になっている認定NPO法人 移動サービス協議会の山野上さんにご協力頂き、

ユニバーサル ガイドボランティア研修会】を開催しました。

 

 

今回のプログラムと登壇いただいた講師の方はこちら。


第一部 山本総来さん親子

重度身体障がいについてのお話

第二部 (株)19 安藤将大さん

弱視・視覚障がいについてのお話

第三部 白杖・車椅子体験

 

 

 

 

 

 


 

【第一部 山本総来さん親子】

 

山本さんは車椅子で生活されており、週に4回デイサービス、週に1回 ヘルパーさんに来ていただき、ほとんど毎日誰かがサポートに来てくれている状況です。

そんな山本さんのお話を伺って印象に残ったお話 2つを共有したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 ,ヘルパーさんの人材不足

横浜市では年々、ヘルパーさんの人材不足が問題になっています。

ヘルパーさんが不足すると、

家族の疲弊から外出が厳しくなり→体力減少→通院・・・

の悪循環。

 

重度の障がいの方は外出が難しいですが、外に出かけることで、家族も本人も体調がよくなります🌞

私は、このお話を聞いて、何かお手伝いできる機会があれば参加したいと思いました。

移動サービス協議会では、ガイドボランティアといって、知的・身体・視覚・精神の障がいのため一人で外出が難しい人に外出のお手伝いをするボランティアに申し込みをして参加することができます。

みなさまもぜひ、ボランティアなどチャレンジしてみてください。💫

 

2 ,パラリンピックのお話

山本さんは8月のパラリンピック開会式にも出演されました。

パラリンピックでは、練習も世界最大に厳しく、自分だけ特別 とは言っていられません。

サポート とは、過度にサポートをするのではなく、本人の力を活かすこと です。 🤔

私は「手助け」が、ある人にとっては「余計なお世話」になってしまうのではないか、と疑問を抱いていました。

なので、今回伺った 本人の力を活かす という言葉に、とても納得させられました。

 

また、このようなイベントに関して、

人と人と出会って、言葉がなくても ”好き” がある。

障がいの有無関係なく、みんなで一つのものを作り上げるありがたみ

を感じたということを伺い、ホッチポッチミュージックフェスティバルでも

音楽を楽しんでありがとうと思ってもらえる そんな場所にしたいと思いました🌟

みなさまにも、ぜひそのようなものを感じ取っていただきたいです。🌞

 

 

 


 

【第二部 安藤将大さん】  

安藤さんは、先天性の視覚障がいをお持ちの方で、ほとんどが目が見えない状態です。

質問などをしたい時に無言で手を挙げても気づくことができないため、アークシップメンバーは声でリアクションをとっていました。

パワフルな安藤さんの声と、それに対するリアクションにより、講習はより賑やかで楽しみながら学ぶことができました。

 

そんなパワフルさのある安藤さん、なんと (株)19という、”人の社会のつながりをデザインする” をコンセプトにした会社を立ち上げられました。

 

 

 

まずは、根本的なお話から。

 

見える とは 目をみて物事を深く理解できる

つまり、周辺や遠くのものを見て瞬時に状況を把握し理解できる

見えない とは 周辺や遠くのものが見えず、その状況を把握できないこと

 

この見えないことによって、社会の中でどんな困難があるかというと、

 

点字ブロック→人が歩いていたり、自転車が止まっている

白杖→夜や慣れていない場所などの不安

地図→安藤さんは、地図を記憶するそうです

信号→遠くの信号は見えない。人の動きと一緒に進む。

 

といった困難があります。

 

私たちは、自分が思っているよりも視覚に頼っているということに気付かされました。

そこで、普段自分たちがどんな情報を得て行動しているのかを考えるべく、白杖の体験をしました。

学んだことを活かし、安心してホッチポッチミュージックフェスティバルに来ていただけるような会場作りを目指し、

音声ガイドでは、歩くために必要な情報を伝えられるよう、改善していきたいと思いました。

 

 

 

 

 


 

【第三部 白杖・車椅子体験】

 

 

実際に体験してみて、想像しているよりも体験してみないとわからないものが多くありました。

 

何も見えない場所を歩くことの怖さや、車椅子を押してもらっている時に傾いたりした時の怖さ

特に段差は車椅子に乗っていると、傾きが大きく感じました。誘導してもらう人との信頼関係が大事になると思いました。

誘導・伝え方の難しさ

白杖の方を誘導する時に、私は、「右に90度曲がって〜」と誘導していましたが、目をつぶって曲がろうとすると、90度というのを頭の中で考えるのが難しかったです。

◎目をつぶっていると、自分がどれだけ進んだのか、わからない

 

これらを通して、車椅子の体験では改めて、道を広くしたりスロープがあることの大切さ。

白杖の体験では、耳で聞こえる情報からの大切さや、伝え方の工夫がわかりました。

 

想像だけではわからなかった困難な点を理解して、あるいは理解しようとする心掛けで、

ホッチポッチミュージックフェスティバルではスタッフ一同 運営・声がけに取り組んでいきたいと思います。

 

山野上さん、貴重な経験をありがとうございました。

 


■ホッチポッチ2021 開催概要

\観 覧 無 料/
日程:2021年10月24日(日)
会場:横浜公園

 

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ホッチポッチミュージックフェスティバル2021
2021年10月24日(日)@横浜公園
▼公式WEBサイト
https://www.arcship.jp/hotchpotch/
≪新型コロナウイルス感染症対策≫
国の方針、県のガイドライン等を踏まえ、安心してご参加いただけるよう必要な対策を講じます。
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UPDATE:2021.9.24
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