119番をすること?
AEDを正しく使うこと?
周りをよく見ること?
どれも間違いではありません。
ただ、いざ目の前に人が倒れていたら、周りに多くの人がいるのに誰も
救命行動を起こしていなかったら、あなたはその人を救うために動けますか?
人を救うために一番大切なことは何か、、、
そう。それは”勇気”です。
誰かが助けるのを見ているのではなく、自分から近づく勇気。
自信を持って救命行動をする勇気。
自分だけで行うのではなく、近くにいる人を頼る勇気。
何かの行動を起こす前には必ず勇気が必要になります。
今回の講座では、そんないざという時に、適正な行動を取れるようなるために
正しい救命行動のやり方を学ばせていただきました。
◯くどおかステーション 工藤暢子さんによる
・イベント開催時の緊急事態の対処法
◯認定NPO法人横浜移動サービス協議会による
「緊急時の障害者(車いす)の避難介助」
・会場内に障害物を設置しての介助体験
・坂道、段差の対応法
◯加賀町消防団による
・心肺蘇生法
・AEDの使い方
◯ホッチポッチミュージックフェスティバル会場に救急車を呼ぶ場合の留意点
◎車いす介助体験
👆車椅子に乗っている方を介助する際は、
・動く動作を始める合図
・どの方向に進むのか など
といった声がけをすることでお互いに安心しながら介助ができる。
👆電動車いすには ”自動 ⇆手動” に切り替えられるレバーがある!
※レバーの位置は車いすによって違うため、確認が必要です。
◎車いすの方が救急車で運ばれた際にありがちなの
「倒れていた現場に車いす放置」
車いす利用者の車椅子は、自分の身体にピッタリなオーダーメイドの
車いすを利用しています。
現場に放置されたままでは、なくなってしまうこともあります。
そしたら、また多額のお金をかけて作り直すことに、、、。
また、車いすのサイドには、貴重品や個人情報が書かれたものが入ったバックなどが
かけられている場合が多いです。
それこそ、病院に行っている間に盗まれでもしたら、、、
気が気じゃないですよね、、。
救急車で送り出すことだけではなく、
周りをよくみて、運ばれた人が困らないための”配慮”が大切であると学びました。
◎救急救命体験
倒れている人がいて何より大事なのが、”救命活動”
この活動を行なったか行わなかったかによって、
死亡率、後遺症のレベルが変わってきます。
現在、119番してから救急車が到着するまで平均8.9分。
場所によっては11分もかかるところもあるそうです。
その間、1人で胸骨圧迫を行うのは大変ですよね、、。
等間隔の速さで硬い身体(骨)を押し続ける。
私は、この体験で3分やっただけでも、汗だくで手が赤く腫れちゃいました。
だから、ここで大切なのは”周りの人に助けを求めること”
自分1人でやろうとせず、周りの人を頼ってください。
ただ、その際に注意するのは、役割分担をしっかりすること。
闇雲に手伝ってくださいといっても、周りの人は何をすれば良いのかわかりません。
「あなたは119番してください。」
「AEDの場所を知っている方はいますか?」
知っている場合→「あなたはAEDを持ってきてください。」
知らない場合→何人かの人に「AEDを探してきてください」
などと具体的な指示を出します。
この他にも、
・野次馬への対応をする人
・胸骨圧迫した回数などメモをする人
役割はいくらでも増やせます。
いつ、どこで何が起こるかわからないご時世だからこそ、
いざという時の対処法を知っていると多くの人を救うヒーローになれます!
この記事を読んでくれた方が、自分も!と、
どこかの救命救急の研修会に参加してくれるたり
何か動画や本で勉強してくれることを願ってます。
ヒーローがたくさんいると、安心ですもんね♪
あ、おまけなお話なのですが、、”アンパンマンマーチ♪”のリズムは胸骨圧迫を行う際のリズムと同じなんだとか、、!
□日時 2022年8月20日(土) 9:40〜11:40
□会場 波止場会館5階多目的ホール
□内容 イベント時の救急対応
AEDの使い方、救急車の出動要請の仕方、心肺蘇生法のやり方
□主催 認定NPO法人アークシップ
□協力 認定NPO法人横浜移動サービス協議会、横浜市消防局中消防署、加賀町消防団、くどおかステーション