活動概要

きっかけは「音楽祭」

私たちは2009年より横浜市と共催で「ホッチポッチミュージックフェスティバル」を企画・運営しています。ごちゃまぜ(=Hotch-potch)なこの音楽祭は、音楽ジャンル・来場者の世代・国籍・障害のバリアを超えた、集いの場を目指してきました。

この音楽祭を継続していく中での大きな転換点は、来場者にむけての意識が足りないことへの気付きでした。例えば車イスでの移動が心配でその場に行くことを躊躇しているのなら、それを解決する事が求められると考えました。そこで2019年から《真のごちゃまぜプロジェクト:知ることからはじめよう》の取り組みを開始。障がい者支援施設や様々な支援団体を訪ね、当事者にとって音楽祭に行く事のハードルとは何かを知り、音楽祭で私たちができるホスピタリティに活かしています。

 

これまでの歩み

【2019】

★「知ることからはじめよう」施設訪問開始:身体障害・精神障害支援団体、子育て支援団体、在日外国人支援団体など13団体を訪問
★アークシップメンバーの車イス体験会、白杖体験会参加
★訪問先団体の助言を元に「ホッチポッチバリアフリーMAP」「外国語(英語・中国語)告知チラシ」を作成。WEB展開し集客広報活動に活用
 

【2020】

★「ホッチポッチミュージックフェスティバル」運営の心構えと対応方法をまとめた「まごころサポーターマニュアル」を作成
★「知ることからはじめよう」施設訪問を継続実施:8団体を訪問。以降継続的に毎年実施
★「ホッチポッチバリアフリーMAP」改訂。視覚障害者のための音声ガイド作成。在日外国人のための、やさしい日本語ガイド作成。「外国語(英語・中国語)告知チラシ」改訂。以降継続的に毎年改訂
 

【2021】

★当プロジェクトを独立事業に位置づけ、マイノリティ支援・当事者を招き講演会を実施
第1回:5/16内田和利氏(弁護士・LGBT当事者)、6/19中尾文香氏(社会福祉学博士、NPO法人ディーセントワーク・ラボ代表)、7/11櫛田美和子氏(一社スマイルアゲイン代表、車イス利用者)、第4回:12/11株式会社クリスタルロード 取締役社長 加藤路瑛氏(感覚過敏当事者)

★インクルージョンステージの実施
ハンディキャップのある方のイベントスタッフ参加
★ユニバーサル ガイドボランティア研修会実施/重度障害、視覚障害当事者講演会、車イス・白杖体験
★「まごころサポーターマニュアル」改訂

 

活動内容:ハードより、まずはハート

①講演会・体験会の実施:多様性の受容を目標に「知ることからはじめよう」
②イベントのスタッフワーク等での、障害当事者との協働活動(カルティベーション=耕す)
③ビーチクリーンやパラスポーツ体験を通じて障害当事者とのリクリエーション交流
④手がける音楽祭で活用できる「まごころサポーターマニュアル」の作成、実践、改訂
⑤様々なイベントで活用できる「ユニバーサルイベントマニュアル」の作成、実践、改訂

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