こんにちは!12期インターン生のかずまさです。
今回は平塚ろう学校に訪問させていただき、聴覚障がいについて学ばせていただきました。
校舎に入って最初に感じたのは掲示物の多さです。
「行事のお知らせ」の様な一般的な物に加え「会議室→」のような見ただけでこの先に何があるのかが分かるような工夫がされていました。
また階段でも工夫がされていて踊場にカーブミラーのような鏡が設置されており、死角が少なくなっていました。
音による情報の取得が難しい生徒さんが多い、ろう学校ならではの工夫に驚かされます。
今回の訪問では各学年の授業風景を見学させていただいたのですが、中でも音楽の授業が特徴的でした。
皆さんは学校で習った音楽の授業ではどんな事をしたか覚えていますか?
音楽を聞いて曲の雰囲気についての感想を書いたり、合唱したりするイメージがあると思いますが、
ろう学校では音以外の動きや振動を使って授業をします。
今回見学した小学6年生のクラスでは、視覚的に音楽のリズムが分かるダンスを行います。
先生の動きとお手本の動画を見ながらとても楽しそうに踊っている姿が印象的でした!
校内見学のあとは茨田先生と平塚ろう学校の生徒会の皆さんに聴覚障がいについてのお話を伺いました。
まず印象的だったお話は
ろう者は見た目で障がいが分からりづらいので話かけられることが多いということです。
ろう者の方が補聴器を付けている場合、多くの人は普通に会話ができると思ってしまいます。
しかし会話ができるレベルで聞こえているかは個人によります、実際生徒さんはほとんど補聴器を付けていましたが基本手話を使っていました。
「補聴器をつけているなら聞こえるはずだ」、と思い込み、声をかけられてしまい困ってしまうそうです。
この話を聞くまで、私も「補聴器」=「ある程度聞こえる」と思っていたので驚きました。
また生徒さんともお話させていただきました!
生徒さんとはスマホのメモ機能を使い筆談でお話しします。
Qどんな音楽イベントだったら参加してみたいと思いますか?
視覚的に音が鳴っていることが分かる取り組みがあれば行ってみたいです。例えばダンスは動きから音楽のテンポが想像でき、振動があれば音が鳴っていることが分かり、リズムもわかります、光や色による演出も視覚的に楽しめます。
太鼓などは振動でわかるので会場で一緒にたたくこともできます、聞こえる人と一緒に演奏出来たら楽しそう!
Qイベントでどのような取り組みがあると快適に楽しめますか
電車などでもそうですが、急なトラブルがあると最初に来る情報は音声なので何が起こったのか分かるまで時間がかかります。
なので音声以外の情報があると助かります、例えば手話通訳士がいると音声情報を知ることができます。
情報保障がしっかりしているかどうかがろう者にとって重要です。
実際の生徒さんとのお話は本当に学ぶ事が多かったです、特に振動や色で音を感じることや太鼓を使う視点は聞こえる私では思いつきませんでした。
もっと聴覚障がいについて知る事が大切であること、少しの知識と思いやりがあれば障害の有無など関係なく繋がれるのだと今回の訪問やインタビューを通して改めて感じました!
今回学んだことをホッチポッチで実現できるように今後も取り組んでいきます。
平塚ろう学校の皆さんありがとうございました!
-----------------------------------------------------------------
\観 覧 無 料/
ホッチポッチマーケット&ミュージックフェスティバル2023
日程:2023年11月3,4日(金祝・土)
会場:象の鼻パーク
▼公式WEBサイト
https://www.arcship.jp/hotchpotch/
■最新情報はこちらから
Facebook / Twitter / Instagram