2016.8.20(土)おとバン109 美夏奈インタビュー

 

こんにちは、おとバン蔵です。

美夏奈バンドのライブ後、超ロングインタビューをウエノさんが行ってくれました!!

 

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*美夏奈さんがお子さんの御都合で早く会場を出るとのことで、別枠でインタビューを取らさせて頂きました。

 

美夏奈:

「今回、オリジナル曲をやったというのが、やはりいつもと一番大きな違いでした。

どのようにみなさんに届けるかを考えながら、JEHOさんが作ってくれた曲に肉付けしていきました。みんなで音を、丁寧に創っていきました。

私はコピーからバンドに入っていったので、いままでと違う楽しみ方を知ることができました。

カバーだと、歌っている人がいて、それを基に自分の想いを伝えることになります。

でも、オリジナルだとその最初の歌がない。とにかく自分で表現しなければならない。自分でどうにかしないといけない。

そういうことに苦心したし、楽しんで取り組むこともできました。」

 

「えっ? 今度は自分で詞を書いてみたらって?

う~ん、書いてみたいとは思います。わからないけど。やってみようかな

まずは、アンテナを張るところからやらないといけないかな。いつかできましたら。」

 

「今回は、一曲で、コーラスも初めてやってみました。アツコがボーカルをやってくれました。アツコ、うまかったです。」

 

「父が観に来てくれました。父は七月末に定年退職となったばかり。群馬県から来てくれ

ました。緊張したけど嬉しかったです。ずっと、見守ってくれています。」

 

「今回、うっちゃんの作詞、JEHOさんの作曲のオリジナル曲を、みなさんに披露できて、本当によかったです。

『美夏奈』として、違う面をお見せできたのではと思っております。そしてそのように感じてくだされば、嬉しいです。」

 

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<メンバーインタビュー>

ウエノ:

本日はお疲れ様でした。とてもいいライブでした。

いろんな曲がありましたが、全部せつなかったですねえ。

季語でいえば「夏の夕」といった感じでした。

私の感想はさておき、JEHOさんは、今回初めて参加されて、どうでしたか。

 

 

JEHO:

今回を初めておとバンで演奏しましたが、とても面白かったです。

以前、二月におとバンを初めて観て、純粋な音楽に心を打たれました。

とてもみなさんの想いが伝わってきたイベントでした。

そういうおとバンというイベントで、また先輩とバンドができるのが、嬉しくてなりませんでした。

もう二十年~二十五年ぶりぐらい。バンドというのは、先輩との原体験、背景ですから。

 

アツコ:

その先輩は、感染症にやられたりして(笑)。

 

長谷川:

大丈夫だよ(笑)。暑かったから、汗だくになりましたが。

絶好調ではないけど、アドレナリンが出ましたから。

 

ウエノ:

今回、アコギが入って、エレキとの組み合わせでしたね。

長谷川さんの距離観が、とても興味深かったです。

アコギに基本部を任せて、エレキは一歩ひきながらも、時々、グッとくるような感じ。

おかずとか入れて、キュンとさせるような感じでね。

ブルースじゃないけど、精神がブルースなように見えました。

それは、狙っていたの。

 

長谷川:

そうですねえ。アコギってのは、空間を全部埋めてくれるんですよね。

バンドでアコギやると、ふつう目立たないでしょ、埋もれてしまうことが多いから。

だから、アコギが前にでるところ、埋もれてもいいところを、分けようって、そこは意図的にやりました。

曲によってはアコギだけ、この曲はエレキだけって。

俺こう見えても、結構調和型なの(笑)。だれも言ってくれないから、言うけど(笑)。

 

井口:

自分で言うからうさんくさい(笑)。もう少し我慢すれば、誰か言ってくれるのに(笑)。

 

うっちゃん:

でも確かに、はせって、調和型だよね。

 

長谷川:

ああ、またうっちゃんは、調子のいいことを(笑)。

でも、ギター二本って、難しいじゃん。だから、意図的に、前日リハまでにどう分けて弾くかを固めました。

あと、JEHOはコーラスが出来るから!!

JEHOは普段メインボーカルで歌っている人なのに少し引いた位置で歌い・弾いてくれるなんて、バンドとしてとてもぜいたくなことだよね。

 

ウエノ:

エレキとアコギが高音部で、ベースとドラムが低音部でタッグを組んで、その間で、コーラスとボーカルが、自由に遊んでいるように見えました。まるで、サンドイッチみたいに。

そして間奏部になると、エレキがソロで真ん中に入ってきて、自由に効果的に弾いていると思いました。

 

長谷川:

以前はバンドに、サックス、トランペットいましたが、最近参加できなくて。

そして、この前の五月の戸塚ライブは四人でやったの。

そこでどうしたものかと迷っていたら、今回、アコギが入ってくれて、とてもいい形になったと思います。

 

ウエノ:

当たり前ですが、アコギがとても佳く効いていましたよね。

そして、JEHOさんが作曲したオリジナル曲です。フォーキーなパーティーソングなんですけど、うっちゃんの書いた詞により、自身の内面に語るような曲でした。

サビも、美夏奈さんは、自分に語りかけるように歌っていました。

でも、あくまで自分はみなさんに歌っているのだといった歌詞で、とても客観的に描けていると思いました。

 

長谷川:

言葉だけ読むと歌詞って恥ずかしくなるところってあるじゃないですか(笑)。メロディに乗るとそれが自然に伝えることが出来る。そこが面白いね。

 

ウエノ:

でも、よく作りましたよ(笑)。うっちゃんがこういう男だと思わなかった

 

ウッチャン:

どういう男だと思っていたの(笑)。

 

ウエノ:

もっとチャラチャラした男かと(笑)。飄々としたC調な男が、よくああいういい詞を書きましたよ(笑)。

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長谷川:

ウッチャンってやさしいんだよね。やさしいから、いろいろ気がついちゃうんだよね。

 

ウエノ:

ホントそう思います。うっちゃんのモテる理由が、改めてよくわかりました、真面目な話。

美夏奈さんが歌っている状況を、物語にして、詩にして、みんなで演奏しようぜ、というところがすばらしいし、うっちゃんのような男でないと、できない。

私はよく、わかっておりますよ。

 

長谷川:

ミュージックビデオの歌詞はさらさらさらって書いたの? 思いついた感じで?

 

うっちゃん:

どちらかといえば、急に思いついて書いた感じかな。

おとバンでライブが終わった後に、ふと想うところがありましてね。

 

アツコ:

おとバンが終わると、何か、感慨深くなりますよね。

 

うっちゃん:

おとバンに出始めたころに、はせが美夏奈にうまく歌う必要はないでしょ、って言ったのがすごく耳に残っていてね。

 

ウエノ:

ホントそう思う。文学であれロックであれ、自分の生活や人生というものが出なければダ

メだと思う。歌いたきゃ歌えばいいんであって、それに尽きると思います。

 

うっちゃん:

で、美夏奈さんはバンド始める前、生まれ変ったら歌手になりたいって言っていたけど、生まれ変わる必要はないわけであって。でもきっかっけは必要で、コーちゃんとはせが背中を押してくれたのだから。

聴いてくれる人も、おとバンの人はあっとホームな感じで聴いてくれるから、<聴いてくれるあなた>というのは、もちろん、おとバンの出演者、お客さんのみなさんのことです。

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長谷川:

ハモリ方が三度五度じゃないから、それがまたかっこよかったよね。

今度は、アツコのお花畑の歌もやってみよう。

 

ウエノ:

アツコちゃんの歌い方は、いい意味で80年代のアイドルみたいだったね。

 

アツコ:

いやいや・・・(笑)。

ひとつ弁解したいのは、歌いやすいキーでなかったんですよお(笑)。

ホントは、ああいう歌い方ではないんですよ(笑)。

 

ウエノ:

逆に新しい魅力。大人っぽい感じの子かと思っていたが、こういうところもあるのかと。

 

長谷川:

今回もバンドとしていろんなチャレンジをしましたが、これからの方向性についてどうするかを考えようとみんなで言ってます。
美夏奈が歌いたいものと、美夏奈の声にあうもの。

そして美夏奈バンドはどんな曲をやるべきか。こういったことを天秤にかけながら、バンドのコンセプトのようなものは考えて行こうと思っていますね。

 

ウエノ:

『ひまわりの約束』はとてもよかったです。

主題歌となった映画『Stand By Meドラえもん』も観に行ったんですよ。

そういった曲を、きちんとバンドとしての解釈でやっているので。

 

アツコ:

この曲は、前回アコースティックで出たとき、美夏奈さんが納得いける歌い方ができなかったと言っていて、今回新たなアレンジで再挑戦したとのことですよ。

 

ウエノ:

当たり前ですけど、ギターがうまくて。

 

JEHO:

ありがとうございます!

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アツコ:

JEHOさん、こちらこそ、ありがとうございました。私の年代は、まだ日々勉強なんですけど、おとバンで大人の方々と、十歳ぐらい上なのですけど、ご一緒させて頂け、今回もいろんな勉強となり、楽しかったです。

 

長谷川:

今回は、バンドとしてよかったと思う。余裕もあったし。

実は、今回はリハーサルにメンバーが全員そろうことがあまり出来ず、全員で音を合わせたのは1回しかなかったんですよ。

オリジナルのリハをやろうとした日に美夏奈がお子さんが熱が出て来られなかったんです。キーを決められなかったけど、とりあえず演奏を固めようとやってみたりして

 

井口:

それがよかった

 

うっちゃん:

アレンジできたしね

 

井口:

これからも忙しくてリハがままならないことあるだろうけど、今回で、不安がなくなりました。

みんなワンランク、レベルアップしたと思う。

 

JEHO:

また、是非参加させて下さいね。

 

長谷川:

『美夏奈』を始めて4年たちました。

ドラム、ベース含め、呼吸みたいなものも自然に分かってくるようになりました。

安心感みたいなものが、出てきている

それが表現できたライブだったなあ

今回、JEHOが入ってくれて、彼の良さを、アコギ、コーラス含め出せたのが、一番よかったと思います。

 

ウエノ:

よくわかります。助けてもらうとかじゃなくて、佳さを出してもらって、一緒にやっちゃうんだよねえ。

 

長谷川:

そうそう。

井口ちゃんもうっちゃんも、もちろんうまくて、アツコも美夏奈も思いっきりやっているんだけど、その中で、JEHOを活かせて、自然に入ってきたというのが、すごいよかったなと。すっと入れるのが、バンドの許容度だなと

 

うっちゃん:

今回のライブは、みんな聴いてくれているなという感じでした。

演奏してて楽しいというより、嬉しい感じでしたね。

オリジナル曲も、JEHOがとてもいい曲をつけてくれて、幸せな気持ちになりました。

 

ウエノ:

最後に、康輔さんからもひとことお願いします。

 

コーちゃん:

よかったよねえー。

キーボードもいなかった、マイコ(サックス)もいないかった。

でも、アコギが入って、周りも物怖じせずJEHOに向かいあって、JEHOも遠慮をせずJEHOらしさを出せて、一体感があった。気持ち良かった。

美夏奈のお父さんも、御定年で、来てくださって。

娘さんの歌うところを観ると、こっぱずかしいかもしれませんけど、「結構声出ているんだなあ」と感動されていた。

 

あと、ロドリゲスさんが、日本人だと聞いて、びっくりされていた(笑)。

リアルに外国人だと思っていらしたみたい(笑)。

 

ウエノ:

みなさん、ありがとうございました!!


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