2016.8.20(土)おとバン109 美夏奈ライブレポート Vol.2

 

こんにちは、おとバン蔵です!

8/20(土)新横浜ベルズにて開催したおとバン109のライブレポートをお届けします!

今日は、美夏奈の演奏をプラスティックウエノバンドのボーカルウエノさんがレポートVol.2です!!!!

 

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〈一曲目:未完(ミスチル)〉

イントロからアコギが効いている。少し歌ってから、ドラムが入る。

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その井口さんのドラムが、とにかく曲の全体のイメージを作っている。

ドラムの刻みが、夏の青空の坂道を上っていくリズムのように響く。

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途中、うっちゃんとアイコンタクトし、より楽しげな夏の坂道を奏でているように感じた。

 

 

<二曲目:ニシヘヒガシヘ(ミスチル)>

青空から夕焼に変化していくような演奏である。

アコギとエレキがストロークを刻む。刻み方がお手本通りで、それが却ってロックしている。

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美夏奈さんがサビでシャウトする。音程はずれていないが、あたかもずれても気にしないないような思い切りのよさ。かっこいい。

アツコさんのコーラスの高い声での頑張りが、心地よい。

演奏がブレイクしてから、ドラムがずどんと入り、それがせつなさを感じさせてくれる。

 

<三曲目:ひまわりの約束(秦基博)>

映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌。私も観に行った。いい映画であった。

 

イントロはアコギから。めちゃくちゃうまい。

それにドラム、ベース、エレキが一気に入る。かっこいい。

「ここにいるやさしさに気付いたのだから」のアツコちゃんのキーラスが、サイコーによい。

長谷川さんが音数の少ないアルペジオを弾きながら、時々、ちょっとしたオカズを入れている。

とてもブルージー。引き算の美学。これがロックだ! と思った。

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高い音域にアコギ、低い音域にドラムとベース、そしてその中間部にボーカル、コーラス、エレキがのびのびと歌っている。

派手さはないが、確かにみんなが歌を歌っている。

 

アコギの印象的な曲。でもよく聴いてみると長谷川さんの音が効果的だったりもする。

 

とても詩情がある演奏であった。

私も、こういう曲に真剣に取り組まねばならないと思った。

 

 

<四曲目:歌うたいのバラッド(斉藤和義)>

この曲もアコギから始まる。そして、ドラムがアコギに合った叩き方をしている。

すなわち、JEHOさんと井口さんで清涼感のある夏の夕を演出している。

和義さんだとロックだけど、アコースティックな夏の夕である。

 

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サビに行く直前、バンド全体が、音量を上げている。

ロックバンドというのは、音を出すのを優先し、クレッシェンドをあまりしないものである。最近では桑田佳祐『東京』ぐらいでしか見たことがない。少し感動した。

 

長谷川さんのエレキがメランコリックである。

それに美夏奈さんがシャウトし、アツコちゃんのコーラスがのびやかに絡む。

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美夏奈さんは右斜め上を見上げ歌っている。男の顔をしている

 

エンディングのジャムセッションがかっこいい。

井口さんと長谷川さんが牽引している。ロックだ。

 

 

<M5:ミュージックビデオ(オリジナル曲)>

ライブレポートVol.1をご参照下さい。

 

 

<M6:夏はこれからだ(福耳)>

美夏奈さんはゆるやかに歌っているが、どこか大人っぽく、せつなく、アンニュイである。

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アツコちゃんも、この曲ではコーラスを離れボーカルを歌う。やっぱり若い。八十年代アイドル歌手のような良さがある。新たな発見。

二人の歌声に、JEHOさんの裏声が効いている。

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全体的にアンニュイで、それは意外に長谷川さんのカッティングが誘導している。

井口さんのドラム、うっちゃんのベースが効いている。

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<おまけ:インタビューにて>

終演後、インタビューにて、「スージークアトロのパロディはもうやらないのですか」とメンバーに聞いた。

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したら、今回は出演されなかったがキーボードメンバーの恵美さんが、横で聴かれていらして、「もしそんなことしたら<夏の夕>が台無しよ」とおっしゃった。なんかいいなあ、と思った。

 

でも、四年に一度ほど、オリンピックイヤーに、スージークアトロもやってみてください。


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