人を、街を、音楽でつなぐ市民団体 NPO法人ARCSHIP 週刊木曜日私的音楽評

週刊木曜日私的音楽評

アークシップメンバーが日々更新!

【私的音楽評】 NO,215 pirockセレクト2 担当:pirock
更新日:2014.2.27

【私的音楽評】 NO,214 五十嵐セレクト 59
更新日:2014.2.13

【私的音楽評】NO,213「時よ/吉田美奈子」担当:長谷川
更新日:2014.2.6

【私的音楽評】No,212 門馬セレクト1 担当:門馬くん
更新日:2014.1.30

私的音楽評No.211 ニシセレクト56
更新日:2014.1.23

【私的音楽評】No.210 五十嵐セレクト 58
更新日:2014.1.17

【私的音楽評】NO,209「LIVE WIRED ELECTRO/GOTA&THE LOW DOG」担当:長谷川
更新日:2014.1.9

【私的音楽評】No,208 モトセレクト1 担当:本さん
更新日:2013.12.26

【私的音楽評】No.207 ニシセレクト55
更新日:2013.12.19

【私的音楽評】No,206 五十嵐セレクト 57
更新日:2013.12.12

【私的音楽評】No.205 「Sympathy For The Devil」The Rolling Stones 担当:長谷川
更新日:2013.12.5

私的音楽評No.204 にしじゅんセレクト1 担当:西岡くん
更新日:2013.11.28

私的音楽評No.203 ニシセレクト54
更新日:2013.11.21

【私的音楽評】No,202 五十嵐セレクト 56
更新日:2013.11.14

【私的音楽評】No,200 五十嵐セレクト 55
更新日:2013.9.12

【私的音楽評】NO.198 ニシセレクト53
更新日:2013.8.29

【私的音楽評】No,197 五十嵐セレクト 54
更新日:2013.8.15

【私的音楽評】No.196 「それが答えだ」ウルフルズ
更新日:2013.8.8

【私的音楽評】No.195 クロちゃんセレクト1 担当:クロちゃん
更新日:2013.7.25

【私的音楽評】No,194 ニシセレクト51 STAFFリレーBlog#025
更新日:2013.7.18

【私的音楽評】 NO,215 pirockセレクト2 担当:pirock UPDATE:2014.2.27

こんにちは!
アークシップ記録担当のpirockです。

 

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久しぶりに音楽評を担当させてもらいます!
前は何を書いたんだっけ?と思い出してみたら
wham!でしたね。
1984年の名曲『wake me up before you go-go!!』でした!

 

さて今回は・・

 

よくみなさんはそれまで知らなかったアーティストの音源を、
どんな事をきっかけに巡り会いましたか?

 

たまたま行ったお店で手に取ったジャケットを気に入ったから、
たまたま視聴した曲がよかったから、
友達の部屋、車で流していたのを聴いて、
など色んなきっかけがあると思います。

 

私は上にある事、どれもあんまり影響されることがないのですが、
あることをきっかけにものすごく入り込んでしまう時がたまにあります。

 

それまで全く興味がなかった人であったとしても・・

 

それは『映画』なのです。

 

映画のワンシーンで流れてくるその曲が、その場にマッチしてるだけではなく、
相乗効果のように観てる人の感情をも曲の方にもっていってしまう、、
そんな挿入歌だったり

 

エンドロールで流れたその曲で観たもの全てが蘇ってくる主題歌
(例え、途中で寝てしまったとしても、笑)

 

わかりやすくいうと
『風立ちぬ』
エンドロールで流れてくる♪ひこうき雲
で色んなシーンが蘇ってきました。

 

そんな同じ状況で出会った音楽の中で
大橋好規(大橋トリオ)さんがいます。

 

image

 

2006年の夏頃でしたでしょうか?
渋谷のとある映画館で
柿本ケンサク監督『colors』を観ました。
特にすごい観たい!という理由もなく、ただ出演している俳優陣に興味があっただけでした。

 

内容もちょっと難しく
現実と非現実が行ったり来たりするような、映画だからできるストーリーで
私はいつしか夢の中へ行きました(笑)

 

そしてハッと気づいた時
エンドロールでながれた『colors』という曲に一気に引き込まれ、
その曲が終わっても頭の中から離れなくなり、終わってすぐサントラを買ってしまったほど。
でもその曲を歌っている人の名前を見ても聞いたことないYoshinori ohashiというクレジット

 

image 2

 

そしてその『colors』という曲はfeaturing”ohashi Trio”と書いてありました。
誰なんだろう?と気になっていたものの、
まだその時代はスマホもなくPCですら持っていなかったので
特に調べもせず、しばらくその曲ばかり聴いていました。
すると自然と映画の内容がものすごく気になってくるんですよね。
なので、もう一度リベンジしに行きました。
映画を観ると、やっぱり難しいんです。
けれど音楽がよくて引き込まれてしまうところがあったり。
映画と音楽の繋がりは大事なんだなぁ、
とこの映画をきっかけに好きになるアーティストが増えたのは事実です。

 

大橋トリオはその翌年2007年末にPRETAPORTERを、
2008年にTHIS IS MUSICを発表し、私は今でもずっと大橋トリオの音源は聴き続けています。

 

ぜひ、きっかけとなった『colors』
聴いてみてください。

 

※colors映画予告(サントラをきいてみてください)↓↓↓

 http://www.youtube.com/watch?v=8Uqk3rKISNQ&sns=em

 

colors大橋トリオ↓↓↓

http://www.youtube.com/watch?v=M0NwpjZdZ5Q&sns=em

 

 

 



【私的音楽評】 NO,214 五十嵐セレクト 59 UPDATE:2014.2.13

 

 

【1964年のブリティッシュ・インベンション】

 

 

1964年というと今から丁度50年前である。

 

 

1964年がどんな年だったかというと、、、

 

1964年の2月に The Beatles は初めてアメリカを訪れた。
1964年の4月に「平凡パンチ」が創刊された。
1964年の7月に Miles Davis が初来日した。
(Miles Davis tp, Herbie Hancock p, Ron Carter b, Tony Williams ds, Sam Rivers ts という編成)
1964年の10月に東海道新幹線が開通した。
同じく10月に日本武道館が開館した。
同じく10月に東京オリンピックが開催された…

 

 

と、いうわけで日本国内は、
高度成長期のまっただ中にあって、都市インフラは果てしなく増強され、
郊外の団地はあまねく供給され、企業は設備投資に明け暮れていた頃である。

 

 

50年後の今はといえば、老朽化した公共施設を維持すべき、という人より、
解体するのにお金が投じられることをよし、とする人が上回っている
ような時代である。不思議…

 

 

さてさて、ポピュラー音楽の世界をみてみると、
1964年を象徴する現象としてあげられるのが、
いわゆるブリティッシュ・インベンションである。

 

 

The Beatles がやってきて以来、
数多くの英国産のバンドによって、Elvis Presley 等の大物が
お休み?している間にアメリカの音楽界が席巻された。

 

 

彼らは、綺麗で憶えやすいメロディと、
(当時は)目新しかったビートを武器に、
主にギャル層に食い込んでいった。
新しい時代の幕開けである…

 

 

そんな1964年の真夏に自分は生まれたのでした。。。
それから50年。。。

 

 

 

今回は1964年にヒットした英国産の3曲をどうぞ!!

 

 

 

Do Wah Diddy / Manfred Mann

 

1964年7月リリース。ビルボード#1

 

リーダーである Manfred Mann のオルガンも勿論だが、
名ボーカリスト Paul Jones の名唄がひかる名曲。
彼は後になんと Carla Bley の一大音楽絵巻
「Escalator Over The Hill」にも参加している。

 

アルバムはこちらをどうぞ!!

 

manfred mann : the best of
The Best of / Manfred Mann

 

 

 

Because / Dave Clark Five

 

1964年8月リリース。ビルボード#7

 

いかにも日本人好みのメロディーのこの曲は、
メロディーライン含め、多くの近似曲を
産み出すこととなった。
自分もカラオケでたまに歌う。

 

アルバムはこちらをどうぞ!!

 

Dave Clark Five : The History of
The History of / Dave Clark Five

 

 

 

Tell Her No / The Zombies

 

1964年11月リリース。ビルボード#6

 

山下達郎氏のNHK-FMのプログラムで
この曲を知ったのだけれど、ずーっとバンドで演ってみたいと
思っていたところ、国立のイタリア料理店(というかパスタのお店)
でクリスマスイベントの話が来て、夢がかなって演奏することができた。
昔の話。思い出の一曲です。

 

アルバムはこちらをどうぞ!!

 

The Zombies : Begin Here
Begin Here / The Zombies

 

 

 

それじゃあ、また!!

 

 

 



【私的音楽評】NO,213「時よ/吉田美奈子」担当:長谷川 UPDATE:2014.2.6

「時よ/吉田美奈子」

吉田美奈子

 

 

吉田美奈子を知ったのは24〜5歳の頃だったか。

 

 

 

シンガーソングライター系の女性ボーカルが憧れの人として必ず名前があがるから、それで知ったのかもしれない。

 

技術があるのはもちろん、声量もすごい。日本人最高のボーカリストと言っていいその声の迫力・・・いや破壊力はとてつもなく一発でノックアウト状態だった。

同時に、どこか切ない気持ちになったのも確かで「今日はとことん落ち込みたい」という独りぼっちの夜にぴったりな感じで、時折聴きたくなる声だった。

 

山下達郎の初期のライブアルバム「IT’S A POPPIN’ TIME(イッツ・ア・ポッピン・タイム)に印象的なバックコーラスが吉田美奈子とこの時知り、更に衝撃を受けた

 

 

「類は友を呼ぶ」と良く言うが、それはまったくその通りで、吉田美奈子の歌を初めて聴いた頃、ミュージシャンとして生活出来ることなど夢のまた夢だった当時の自分の仲間は、バイトしながら音楽を続ける仲間が多かった。

 

その時は「鬱積した気持ちを演奏に込める」こと以外に自分の感情をコントロールする術はなかったように思う。

 

だから「自分の感情を曲を通して表現し、それが伝わる」事への憧れは当日とても強かった。その中でも自分は「身を削って唄っている」ミュージシャンに興味があった。

そして、その人のライブを見る度に「自分はここまで頑張ってないなぁ・・・」と、更に落ち込んでいく。自分でもなんだかよく分からない負のスパイラル。

 

まぁ、格好良く言えば「一人で泣きたい夜に聞きたくなる」とでも言えば良いのかな。

当然演奏陣も素晴らしく、バラードなどは音数が少ない「間」を大事にしたグルーブは聞いていて心地良い。

 

 

この記事は夜に書いているが、だんだん暗い気持ちになってきたので、そろそろ切り上げて変えることにしよう。

▼「時よ」
http://www.youtube.com/watch?v=kg4zjttDELc

 

 

 



【私的音楽評】No,212 門馬セレクト1 担当:門馬くん UPDATE:2014.1.30

みなさんこんにちは!!
初めましてアークシップスタッフの門馬です。

 

ヨコオト_5

 

今回の「私的音楽評」を担当します。

 

 

私が紹介する曲はこちら!!

 

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m.o.v.eの「Gamble Rumble」です。

 

この曲は、何よりもスピード感があって迫力満点!!
私の大好きな漫画「頭文字D」のアニメ版のOPになっていて、
車のアニメのイメージにぴったりなところもとてもいいです。

 

今回この曲を紹介させていただいた理由にはほかにもあって、
実は今の私を作っている源の一つといっても過言でない曲なんです!!

 

なぜなら、この曲は私に「なんて小さい自分なんだろう?と嘆き、
そんなものは壊して今すぐ夢まで走ろう」と、「

迷わずに後悔せずに全力で走り抜けろ」と強く訴かけてくれるんです。

 

そもそも、この曲を聴き始めた中学時代で、その頃の私は、

周りの人の意見に合わせようと必死になっていて、
素の自分は本当に気の許した人にしか出していなかったんです。
その結果、家に帰ると気疲れしてクタクタになっていることもしばしばありました。

 

でも、この曲を聴いて私は結構小さいことにウジウジ悩んでいたんだと自覚しました、
それからは、自分の好きなものとかを周りに気にせず堂々と言うようになり、
しっかりと自分の発言をするようになったりと
当時よりは自分というものがちゃんと出せるようになったと思います。
このようなこともありこの曲は今の私をつくってくれました。

 

しかし、最近私の私は歌詞で言うところの
「自分らしさを削って過ごしてきた代償に

手に入れたのは古いくさいモラル」のような人間になってきているので、

ここはひとつもう一回この曲を聴いて小さいことにウジウジと悩んでないで
自分の向かう道に突っ走っていこうと思う今日この頃の私です。

 

この曲が気になった方はyoutubeへ↓
http://www.youtube.com/watch?v=KhTxlm4REQc

 

 



私的音楽評No.211 ニシセレクト56 UPDATE:2014.1.23

私的音楽評No.211 ニシセレクト56

 

♪ドはドーナツのド、レはレモンのレ♪
信号待ちのふたりのかわいらしい女の子が歌っていた。
幼い頃にこの歌でドレミファソラシドをおぼえた思い出があるよ。
なつかしい。

 

歌には「おぼえてもらう」機能があると思う。
数え歌なんてのもそうだし、九九の歌とかABCsongもおぼえ歌だ。
さらに言えば、
あちらこちらにある「我らが王様は立派なお方」的な歌も
よくもわるくも王様の偉業をおぼえてもらう歌だ。

 

鼻歌のように聞き手に寄り添いながらも、
具体的な何かを「おぼえてもらう」歌の機能。
そう考えると、その機能を最大限に活かしているのは
コマーシャルソングだろうな。
♪キンカン塗ってまた塗って〜♪とか
♪セキス〜イハウス〜♪なんてのは記憶にすり込まれている。
ところが最近では、耳に残っているのは、うーん、
♪ウイスキーがお好きでしょ〜♪くらいかな?

 

何かをきちんと「おぼえてもらう」ためのコマソンが減って
イメージソングが増えたのは、映像の時代だからなんだろう。
それはそれで楽しいコトもある。
ただ、「おぼえてもらう」歌の機能を活かせる、
制約の中で創造力を発揮する職人ソングライターが減ったとも感じる。
と、55才のオジサンは少々落胆していたのだが…近年名曲があった!

 

私は犬になりたい490/さだまさし

 

ソフトバンクのホワイト割引が490円、そのコマーシャルソング。
たしかタイトルに惹かれて飛行機内のチャンネルではじめて聴いたと思う。
別名“味噌汁の歌”。
とにかく490円をおぼえてしまう作り手さだまさしの技に脱帽。
予想を裏切る歌詞の展開が秀逸。ついつい聴き入ってしまう5分59秒です。
制約の中の職人技をぜひお聞きあれ。

 

そう言えば、さださんの年齢はラジオ世代だよね。
映像に頼らない歌の凄さを知っている世代だ。

 

私的音楽評No.207

 

 http://www.youtube.com/watch?v=tGbclQY65kI
私は犬になりたい490(2009年)/さだまさし

 



【私的音楽評】No.210 五十嵐セレクト 58 UPDATE:2014.1.17

 

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2014年が始まりました。
新しい年の始まりです。

 

 

ただ、昨年暮れに大変悲しいことがありました。
大滝詠一さんが永眠されました。

 

 

大滝詠一さんの訃報イコール
彼の新譜を永遠に聴くことができなくなった、
ということです。
とても残念です…

 

 

最後のアルバム「EACH TIME」が世に出たのが、
1984年の3月21日なので、もうすぐ30年!!ということになります。

 

 

思い返せば、ちょうどその頃自分は、
浪人生活に終わりを告げようとしていて、
「EACH TIME」を聞くと、
今でも予備校の最寄り駅から乗り込んだ電車の車窓から見えた
キラキラとまぶしい風景を思い出します。

 

 

改めてご冥福をお祈りします。

 

 

彼は「はっぴいえんど」解散後
ソロ一本で音楽活動を続けていましたが、
いくつかデュエットの作品を残しています。
残されたデュオ作のいくつかが、
彼が愛した往年の洋楽であるってことは
とても興味深く、今聞いても全く飽きない作品ばかりです。

 

 

今回は、彼が昔HNK-FMのプログラムで
山下達郎とデュエットした曲の音源と
竹内まりやのアルバムでのデュオ作の
計3作品をご紹介します。

 

 

NHK-FMのこのプログラム(1981年)は、
自分も生で聞いていて、なおかつカセットテープに
録音もしていて、何回も何回も聞いていたのだけれど
引越ししたときに、そのテープがどっかにいってしまって
残念な思いをしていたので、こうしてまた聞くことが
出来てとても嬉しく思います。

 

 

 

Come Softly To Me / 大滝詠一&山下達郎

 

 

この曲は1950年代の終わりから1960年代の初めにかけて活動していた
アメリカはワシントン州出身の男性ひとり女性ふたりの混声グループ
The Fleetwoodsの1959年のヒット曲。とってもソフトで耳障りの
いい曲をいくつか世に送り出しました。

 

 

二人のバージョンでは、山下氏が女性のパートを、
大滝氏が男性のパートを担当して、ドンカマをバックに
さらにソフトに仕上げてます。

 

 

The Fleetwoods のアルバムを一枚という方にはこちらをオススメ。

 

Fleetwoods

The Very Best Of The Fleetwoods / The Fleetwoods

 

 

 

All I Have To Do Is Dream / 大滝詠一&山下達郎

 

 

この曲を歌った The Everly Brothers は、
同じく1950年代の終わりから1960年代にかけて一世を風靡した兄弟デュオで、
彼らの影響力の大きさは、1986年第一回のロックの殿堂の
最初の10アーティストに選ばれたことからも分かります。

 

 

この曲は彼らの代表曲の一つで、
とってもロマンティックな歌詞をもっています。
良い時代です。

 

 

The Everly Brothers のアルバムを一枚という方にはこちらをオススメ。

 

Everly Bros

The Definitive Pop Collection / The Everly Brothers

 

 

 

Something Stupid / 竹内まりや&大滝詠一

 

 

最後は、竹内まりやが彼女が幼少期に聞いていた洋楽をカバーした作品を
集めた彼女自身がプロデュースしたアルバムから。
オリジナルは、Frank Sinatra とNancy Sinatra の親子デュオ
1967年の作品で、Nancyのアルバム「Sugar」に収められています。

 

 

余談ですが、このアルバムには、山下達郎が在籍し、
大滝詠一がプロデュースしたシュガーベイブが唯一世に送り出した
アルバム「SONGS」の最後の曲「Sugar」の元ネタ曲「Sugar Town」が
収められています。

 

 

この曲を収録したアルバムはこちら

 

竹内まりや

Longtime Favorites / 竹内まりや

 

 

 

それじゃ、また

 

 

 



【私的音楽評】NO,209「LIVE WIRED ELECTRO/GOTA&THE LOW DOG」担当:長谷川 UPDATE:2014.1.9

「LIVE WIRED ELECTRO/GOTA&THE LOW DOG」
GOTA

 

いろいろな事を音楽評で書いてきたが、今年は原点に返り「若かりし頃、諸先輩方・友人に教えてもらって知った音楽」を書いていこうと思ってます。「新しい音楽を知る・ルーツを探ること」の楽しさを少しでも知ってもらえたら嬉しいです。

 

 

「16ビート」にやたらとはまり「やっぱりゴーストノートを感じられるドラマーっていいよね」と、調子に乗っていた大学を卒業したての22~3歳頃、新しい音楽を知りたい欲求が盛んだった。

 

 

カッティングギターからFUNKに入り、EARTHやシック、カシオペアのASAYAKEなどを聞いていたが、やはりロックな香りがするバンドが好きだったので、当時のバンド仲間に「格好いいリズムのバンドを教えてくれ」と頼んだ時に教えてくれたのが屋敷濠太(ヤシキゴウタ)が率いる「GOTA&THE LOW DOG」

 

 

1曲目、いきなりドラムソロで始まるがそれにやられてしまった。
ハイハットワーク「タッ,ツッツッツッ」(伝わるかなぁ・・・)が最高。

 

ハモンドオルガンが響き、ギターのカッティングが冴え、気持ちの良いベースラインに粒立ちのはっきりしたドラムが気持ち良く絡む。それぞれの楽器の音がよく聞こえてくる各楽器陣のアレンジ・演奏が最高で、ソウルにロックティストを足したアルバムです。

 

良いアルバムというのは、何年経っても新鮮に聞こえるものだ。
そういう曲をもっと知りたいし、知っているものはどんどん伝えていきたいと思っています。

 

▼YouTubeでチェック!

http://www.youtube.com/watch?v=CZTIKc6ak_w

 

 

*今回この音楽評を書くに当たり知ったのだが、藤原ヒロシとダンスミュージックのレーベルを作ってたんですね。知らなかった。



【私的音楽評】No,208 モトセレクト1 担当:本さん UPDATE:2013.12.26

【私的音楽評】No,208 モトセレクト

 

moto

 

どうも【私的音楽評】では初めまして!
アークシップのデザイン担当&スタジオ店長のモトです。
スタジオの受付にいる、坊主でヒゲのおじさんです。

 

The Rolling Stones来日決定!Yeah!
で、テンションがあがりまくってスタジオ受付で
ストーンズ初来日公演「Tokyo1990」を
いつもよりヴォリューム3割増で流していたら
代表に「モトさん、テンション高いですね〜」と
シレッとヴォリュームを下げられるという(ToT)

 

で、来日のチケットですか?・・・フッフッフッ・・・

 

ということでモト私的音楽評、1発目はもちろんストーンズです(^^;

 

《Exile on Main Street/メイン・ストリートのならず者》

 

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混沌とした60年代後半、オリジナルメンバーでありリーダーだった
ブライアン・ジョーンズの死を乗り越えて、
「Let It Bleed」「Sticky Fingers」を経て
ストーンズ流R&Rの1つの完成を見た、
’72発表の大傑作アルバム。

 

いかにもストーンズ!というR&Rももちろんカッコいいけど、
このアルバムの魅力は何と言っても猥雑でルーズなブルーズ・スワンプでしょ。

 

このアルバム、初めて聴くと
「あれ?ストーンズってこんな地味だっけ?」と思うかもしれませんが、
これこそがストーンズの魔性です。
実際、評価されたのもリリースされてから相当後のことだったという。

 

しかし!ハマったら最後・・・

 

私はこれで、
未だ抜け出せぬ「ならず者」街道まっしぐらです(笑)

 

リリース後のツアーリハーサルの様子↓
May 21, 1972 Rialto Theatre Montreux, Switzerland
http://www.youtube.com/watch?v=ftk32FKD4Io



【私的音楽評】No.207 ニシセレクト55 UPDATE:2013.12.19

突然だよ、まったく…。Sの野郎、余計なことしやがって。
リンク先をクリックしたら、君の写真が画面に出たよ。

 

25年振りに見る君の姿、君の顔。….うん、変わらないね。
シワが増えた?髪にツヤがなくなった?
なーに気にするなって。お互い50才をとっくに過ぎてんだ。
俺なんかゴマ塩頭で、下っ腹が突き出ているよ。
うん、君は変わらない。相変わらずいい女だ。

 

たしか君の旦那は6つ年下だったよな。娘はもう成人したろうな。
まだ富士山が間近に見える地で暮らしているのだろうか。
気丈で料理上手の横浜のお母さんはご健在かな?
「娘を幸せに出来る自信はあるのか!」
俺を睨みつけたお父さんもご健在だろうか。
ウチ?お袋は83才で元気だ。親父は今年の9月に逝っちまった。

 

俺の20代は君との時間だった。ずっと惹かれっぱなしだった。
ヒマワリのような君は「のん気、陽気、元気」が口癖で、
逆に俺は陰気でうじうじした男だったな。
「なーに黄昏てんの?そんな顔ダメダメ、あはは」
弾ける声とたれ目の笑顔は、俺の宝物だった。

 

君との時間は永遠に続くと思っていたけれど
ある日猫みたいに俺から離れていった。
ヒマワリを失った俺は狼狽えた。でも気付いた。
俺がヒマワリになればいい、そう気付いたんだ。
あれから俺は変わった。君のおかげだ。
25年前の最後のあの日、
君の家の近くの駐車場で、助手席の君は声を出して泣いていたね。
俺はカーラジオのFENを目を閉じて聴いていた。
月並みな言い方だけど、まるで昨日のようだ。

 

この写真は消去するよ。元気で生きていればそれでいいんだ。
濃密で素晴らしいあの7年間をありがとう。
言葉に出来ないくらい、いまでも感謝している。
じゃあね、バイバイ。

 

まったく、Sの野郎。余計なことしやがって。

 

音楽評_スローバラード

スローバラード(アルバム:シングル・マン/1976年)/RCサクセション
“http://www.youtube.com/watch?v=TUVD5bUE5T4”

 



【私的音楽評】No,206 五十嵐セレクト 57 UPDATE:2013.12.12

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Lou Reed が亡くなった。

 

 

1967年の「Velvet Underground & Nico」でのメジャーデビュー、1972年のソロデビュー以来、
ごく最近まで一線で活動し、音楽サイト Allmusic は「1960年代にスターに上り詰めたアーティストで、
現在に至るまで、重要かつ現代的な取組を続けているのは Neil Young と Lou Reed しかいない」と
絶賛している。

 

 

決して“うまい”ボーカリストでもなく、いくつかの曲やアルバムを除けば“売れた”ミュージシャンでは
なかったのだけれど、METALICAと共演したことからも分かるとおり、彼のポジションは
Musician’s Musician としてもよく知られていた。

 

 

一度だけ彼のライブを観たことがあるのだけれど、とってもそっけないステージ装飾をバックに
MCもほとんどなく、淡々と進行していたのが印象に残っている。
確かドラムスは Maureen Tucker だったような、、、

 

 

それから、最近の彼は、「ディズニー音楽」や「クルト・ワイル」や「セロニアス・モンク」といった
テーマを元に、様々なミュージシャンをブレンドし、独特な世界観のアルバムを作り続けている
Hal Willner と組むことが多く、個人的には「Music of Kurt Weill」収録の “September Song”
の投げやりでかつ懐の深い歌に引きつけられた。Hal Willner は後にLou の2003年のアルバム
「The Raven」のプロデュースも担当し、相性の良さを印象づけた。

 

 

未だに Lou Reed のフォロワーは多くいるけれど、
彼の様に、40年以上にわたって、隠居せず、邁進し続けることが
出来るかどうかは???です。

 

 

というわけで、今回は比較的キャッチーでノリのいい曲と、
彼が Bob Dylan に匹敵するほどいかに原曲を変形させることを日常的に行っていたかが
よく分かる3曲を選びました。

 

 

Dirty Boulevard

 

オリジナルアルバムはこちら

 

new york

New York

 

 

Coney Island Baby

 

オリジナルアルバムはこちら

 

coney island baby

Coney Island Baby

 

 

Sweet Jane

 

最高にかっこいいライブバージョンが聴けるアルバムはこちら

 

Rock 'n' Roll Animal

Rock ‘n’ Roll Animal

 

 

それじゃ、また

 

 



【私的音楽評】No.205 「Sympathy For The Devil」The Rolling Stones 担当:長谷川 UPDATE:2013.12.5

【Sympathy For The Devil/The Rolling Stones】

ローリングストーンズのジャパンツアー決まりましたね。

パシフィックスタジオの店長の本さんが、大喜びでロビーのBGM音量を3割増しでストーンズを聞いてました。

 

チケット料金ですが、S席で18,000円!一番安くても14,000円!!!
GC席と呼ばれる花道を囲む座席は80,000!!!

 

ライブは観たい・・・
でも、正直チケット代は高い・・・・

 

先日ポールマッカートニー来日の公演もやはり同じくらいの金額でしたよね。

 

さんざん行くかどうか迷って、やめたんです。
だって、チケット代が高いんだもん・・・・

「ライブ」を大切にしているアークシップの代表がチケット代が高いから行かないというのはどうかな・・とか、

今回の来日が本当に最後になるかもな・・・・とか、いろいろ考えているあいだにチケットが売り切れたのであきらめました。

 

facebookには次々と「ポールマッカートニー観に来ました」の記事が飛び込んでくる中、仕事をしてました。

その話を、ライブハウス新横浜ベルズのK社長と呑んでいた時にしたところ、

「ポールマッカートニーはポップス界で間違いなく世界一なんだから、それくらいのチケット料金じゃないとダメなんだよ。クラシックやオペラはもっと高いんだから」

なるほど、それはそうだ、一理ある。

なんだか妙に自分の中で納得出来た言葉だった。

 

世界で一番の生ライブを観るんだから、それくらいの金額を払わないとポップス界の価値が上がらない・・と、

考えれば高いチケットを買うことも決断出る・・・かもしれない。

ストーンズのライブに行くかどうかはまだ未定ですけどね。

 

ストーンズの好きな曲の中の一つ。
「Sympathy For The Devil」

 

延々ループするパーカッションと女声コーラスがずっと響いているのが気持ち良い。

この曲好きなんだよなぁ〜〜とスタジオで言ったら、どのライブバージョンが良いですか?と本店長に言われ、言葉に詰まりましたが・・・

 



私的音楽評No.204 にしじゅんセレクト1 担当:西岡くん UPDATE:2013.11.28

こんにちは。
今回、音楽評を担当させていただきます、西岡です。

 

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では、さっそく、かなり懐かしい曲を。

 

微笑みの爆弾 馬渡松子

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私世代だと誰もが知ってる、「幽☆遊☆白書」のオープニングテーマです。

 

この曲の思い出なんですが、たぶん、初めて持ち出した音楽、なので、思い出深いんです。
いまでこそ、ipodやメディアプレイヤーなど、データで簡単に持ち運べる音楽ですが、
当時、12歳だった自分には、携帯音楽プレイヤーなんてものは持ってません。

 

当時の武器は、赤いラジカセ。
このラジカセのマイク端子にモノラルのイヤホンを挿し、テレビのスピーカーに近づけて、準備OK。
番組が始まると同時に、録音ボタンをON!
こうして録音したテープを、赤いラジカセや車のオーディオでよく聞いてました。
なので、もちろん、1番の歌詞しか知りませんでした。
録音ボタン押すのが遅れたり、大きな雑音がはいったり、四苦八苦してようやく作ったテープ。

 

数少ない武器を駆使しして、がんばりました。

※「微笑みの爆弾」をyoutubeでチェック♫

http://www.youtube.com/watch?v=QQrPI_Md_AU

 

同じ時期の曲をもう1曲。

SAY YES CHAGE&ASKA

 

こちらは、某トレンディドラマ(死語?)の主題歌ですよね。
この曲も、赤いラジカセで録音して、よく聞いてました。

 

あまりに聴きすぎてて、歌詞もリズムもばっちり覚えてました。
なので、曲が聞こえなくても、再生ボタン押してから、テープのテンポにあわせて歌うことができたので、
イヤホンで聞いていた弟に、横からあいのてをジャストタイミングで入れて、びっくりさせてました。

※「SAY YES」をyoutubeでチェック♫

http://www.youtube.com/watch?v=BUi1oSeKJ8Q

 

でも、CHAGE&ASKAさんの曲だと、YAH YAH YAHのほうがお気に入りですね。
ちなみにこちらは、「振り返れば奴がいる」の主題歌ですね。
心の闇に潜む、具体的な誰かさんの顔を思い浮かべながら、

 

「今からそいつを、これからそいつを、殴りに行こうか!」

 

右手を高く高く突き上げ、全力でシャウト

 

「やーやーやーやーやーやーやー!!!!」

今では、最強のストレス発散ソングですよ!

 



私的音楽評No.203 ニシセレクト54 UPDATE:2013.11.21

9月16日の未明0時5分、入院中の父が息を引き取った。

 

大正生まれの父は、晩年しばしば戦争の話しを口にした。
小中学校の同窓生の2割が戦死し、
属していた郡山(朝鮮半島)陸軍兵学校生の半数が戦場で散っている。
「国を守るために兵隊になったの?」
「国じゃないよ、家族を守るためだ」
そして父のこう続けた、
「でもな、戦争は若者の未来を奪う。命も夢も」

 

実家付近は旧陸軍飛行場跡地なので、
その歴史を伝えるために記念館がある。その名は大刀洗平和記念館。
そこには旧日本軍の戦闘機の実物大レプリカがあって、
父はそれが大嫌いだった。クルマで博物館の横を通ると
「平和記念館なのに、戦闘機が置いてある…..」
助手席でそうつぶやく父は、両こぶしを堅く握っていた。
父は戦争について語るとき、
眉間にシワを寄せて、何かに抗うような表情を見せた。
だから僕からその話題を持ち出すことは無かったが、
身体が弱ってきた後ろ姿を見るに、聞くべきことがあると感じた。

 

「玉音放送の後、戦闘装備を置いて帰宅するよう命令されてな。
放心状態で兵学校を出ようとすると
傷だらけの歴戦の大隊(兵士約500名)と出会ったんだ。
ソ連軍南下を阻むために国境に向かうと言う。
だから俺たちも同行を申し出たよ。
するとむこうの大隊長から“生きて日本に帰れ”と一喝された。
もし同行していたら、俺たちも戦死していたな」
「その大隊が壁となって半島の日本国民を守ったんだね」
「そうだな。ただなトオル、憶えておいてくれ、
死んだ兵士は英霊である前に、戦争の犠牲者なんだ。
仕方なく覚悟を決めて家族を守るために戦地に向かった。
でもだれも戦争をしたくなかった。みんな叶えたい夢があったんだ」

 

父は89年と10ヶ月で人生を終えた。
うち22年間、日本はどこかで戦争をしていた。
「なにがあっても、二度と戦争はしてはいけない」
険しい表情で語った父の言葉を、僕は遺言として受け取っている。

 

今回紹介する曲は“反戦歌”です。
戦争は外交手段。国の都合。騙されてはいけません。そんな歌です。

 

加川良

加川良/教訓1(1971年)

http://www.youtube.com/watch?v=RBFXtrkNDW4

 



【私的音楽評】No,202 五十嵐セレクト 56 UPDATE:2013.11.14

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9月から続いていたイベントラッシュが終わった。
毎年のことながら、9月から10月はイベントのトップシーズンである。

 

 

ゴールデンウィーク頃から制作を開始して、
大体8月頃から本番の準備に入り、
9月〜10月の本番を迎える。
毎週末必ずイベントがあるような状態が2ヶ月ほど続く。

 

 

でも、今年はゲリラ豪雨やら台風やらで
いくつかのイベントが中止になったり、規模を縮小して開催したり、
途中で終わってしまったりした。

 

 

長い時間と労力をかけて作ってきたイベントが
天候のせいで開催できないのは本当につらいけど、
そこまでのプロセスにこそ意味がある、って思うようにしている。

 

 

調べてみると、今年の台風の発生回数は
30回と今世紀に入ってからもっとも多いようである。

 

 

つい先日も、台風はフィリピンで甚大な被害をもたらせた。
被害に遭われた方が元の平穏な生活にいち早く戻れるよう
お祈りしたい。

 

 

と、いうわけで今回は台風(ハリケーン)にちなんだ曲です。

 

 

Like A Hurricane / Neil Young

 

Weld : Niel Young
収録アルバムは「WELD」

 

 

颱風歌 / サディスティック・ミカ・バンド

 

黒船 : サディスティック・ミカ・バンド
収録アルバムは「黒船」

 

 

Hurricane / Bob Dylan

 

Desire : Bob Dylan
収録アルバムは「Desire」

 

 

それじゃあ、また!!

 

 



【私的音楽評】No,200 五十嵐セレクト 55 UPDATE:2013.9.12

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先日、二日連続で「居場所」についての話を聞いた。

 

 

火曜日は「青少年」の居場所についての話で、
水曜日は「大人」の居場所についての話。

 

 

どちらも勿論「居場所」は必要である、
というという話に帰結した。

 

 

単独で行動する多くのネコ科の動物とは違って、
人間は生きていくための「居場所」が必要である。
最低限、学生の時分は「イエ」と「学校」。
大人になると「イエ」と(多くの場合)「会社」。

 

 

日々の生活の動線を端的に平面的に表すと、
「居場所」が二つの場合は、直線になる。
(例えば、イエと会社の往復なので。)
同じく三つの場合は、三角形になる。
4つ5つと増えていけば四角形、五角形と増えていき。
理論上は円に限りなく近づいていく。

 

 

なので「居場所」を多く持つヒトほど、
人間的に(いい意味で)丸くなる、
というのが自分の仮説である。

 

 

今日はここまで。

 

 

 

今回は十五夜を1週間後(9/19)に控えているので、
「月」をタイトルに含む曲を3曲選んでみました。

 

 

The Moon Is Made Of Gold / Rickie Lee Jones

 

アルバムはこちら

Duets : Rob Wasserman

「Duets」Rob Wasserman

 

 

Moondance / Van Morrison

 

アルバムはこちら

Moondance : Van Morrison

「Moondance」Van Morrison

 

 

Walking On The Moon / The Police

 

アルバムはこちら

Reggatta de Blanc : The Police

「Reggatta de Blanc」The Police

 

 

それじゃ、また。

 

 



【私的音楽評】NO.198 ニシセレクト53 UPDATE:2013.8.29

【私的音楽評】NO.198 ニシセレクト53

 

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高校野球のフアンではないのだが、
あの吹奏楽の響きが耳に入ると、ふとテレビを見入ってしまう。
吹奏楽部員の練習って凄いんだ。俺は知っているぜ。

 

吹奏楽部

 

俺の母校は体育会系部活で名をはせた高校だった。
校内で体育会部員は幅をきかせていて、
「スポーツしないヤツはヘタレ」そんな感じだった。
ただ吹奏楽部だけは別格だった。

 

体育会系はどの部も朝練、居残り練習は当たり前なのだが、
吹奏楽部はそれ以上だった。
授業の間の休み時間や電車の待ち時間にも練習していた。
「あいつら風呂場でも練習しとるで、きっと」
俺たちバレー部員も敬意を込めて冗談話をしていた。

 

 

 

吹奏楽の個人練習は地味だ。
マウスピースで「プー・プー・プー」
メトロノームに合わせて「タン・タン・タン」
その音は364日間、放課後や休日も校内各所で聞こえた。
基礎の反復練習はスポーツと同じなので
彼らの膨大な練習量は体育会系にも通じて尊敬に値した。
毎年夏休みの終わり頃、吹奏楽部の夏の総括がおこなわれる。
部活連中しか知らない夏の風物詩。

 

パート毎に分かれて、炎天下先輩の前で練習の成果を披露する。
「やり直し!」「どアホか!」「お前クビ!」上級生の怒声が響き、
女子部員は泣きながらトランペットを吹き続けていた。
華奢な手元にはベルトに血がにじんだシンバルがあった。

 

 

 

その吹奏楽部が県大会で優勝した。
それなのに教師も一般生徒は無関心だったので、
バレーボール部、バスケ部、体操部が話し合い、
体育館を吹奏楽部に譲り、放課後「凱旋コンサート」を催した。
集まったのは練習着姿の運動部の連中ばかり。

 

汗臭い体育館でドヴォルザーク新世界がはじまって、
あの日泣いていた女子部員のトランペットが響いた。
柔道部の猛者が叫んだ「さすがや!チャンピオン!」
そこにいただれもが彼らの地道な練習の姿を知っていた。

 

 

———————————————————————-
 

さて今回紹介する動画は大阪桐蔭高校吹奏楽部です。

スケールが違います。総勢180名の大迫力ですぞ。

 
http://www.youtube.com/watch?v=kEnke-PR7Iw&list=TLsfFoLFC6TSE

 

 



【私的音楽評】No,197 五十嵐セレクト 54 UPDATE:2013.8.15

 

 

 

皆様 こんにちは。
毎日暑いですねー

 

日本の夏の定番といえば、

 

海水浴、花火、キャンプ、肝試し、夏祭り、ビアガーデン、避暑地で過ごす、すいか、冷や麦、、、、

 

などなど。でも自分に関して言えばどれもこれも今年はまったくご縁がないです。

 

小さい頃は自分が夏生まれということもあって、
夏休みが本当に待ち遠しかったのですが、
年を取るにつれて、また昨今の暑さが異常なこともあって
夏は本当にしんどいシーズンに変わりつつあります。

 

ところで、昔はいい大人が短パンを履くなんて事は考えられなかったと思うのですが、
いつからみんなして短パンを履くようになったのでしょうね?

 

同じく昔は夏だろうがなんだろうがネクタイを締めて仕事をしていたように
思うのですが、今はクールビズのお陰でラフな格好でも許されるようで、
本当にいい時代になったなー、と思います。

 

そういえば、トウモロコシやら冷やしトマトやら焼きなすなんてものも
食べてないなー。大学時代に過ごした信州の夏は本当によかった!!
自分にとって本当にエポックメイキングな夏でした!!

 

というわけで、今回はベタですが、夏の3曲です。

 

 

 

The Other Side of Summer / Elvis Costello

 

T-Bone Burnette プロデュースの2作を経た、いわば過渡期のアルバムの
頭の曲。なごみ感のあるPVが印象的。

 

ジャケットも印象的。
というか、彼のアルバムはどれもこれもジャケットがよいなー

 

一般的にはあんまり評価が高くないようですが、
彼の曲の中でも個人的には大好きな曲

 

さびのフレーズが頭から離れないです。

 

アルバムはこちら
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Mighty Like A Rose

 

 

 

Hot Fun in the Summer Time / Sly & the Family Stone

 

村上春樹の「風の歌を聴け」にも登場した曲。

 

短いながらも時代を感じさせる3連の代表曲。
というかこの頃のSlyが書いた曲はどれもこれも時代を感じさせる。

 

大学時代の友人は、この曲を聴くと多摩川の土手で
ビールを飲みたくなる、と未だに言っている。

 

アルバムはこちら(シングル曲なのでアンソロジーを選んでみました)
MI0000042322
Anthology

 

 

 

サマーワイン / 鈴木 茂

 

名曲“レイニーステーション”も収められた
クラウン(=PANAM)時代のソロ通算3作目。

 

ファーストアルバム「BAND WAGON」がヒリヒリとした
切れ味鋭いものだったのに対して、この頃の彼は
穏やかなAOR路線を狙っていたように思う。

 

ギターリストとしての彼を味わいたければ、
星の数ほどのセッション作から探すか、
ビクターから発表した1979年の「WHITE HEAT」や
発掘盤の「幻のハックルバック」あたりをオススメ。

 

アルバムはこちら
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Caution!!

 

 

 

それじゃ、また

 

 

 



【私的音楽評】No.196 「それが答えだ」ウルフルズ UPDATE:2013.8.8

【それが答えだ/ウルフルズ】

それが答えだ

 

18歳の時、初めてうらないに行った。
別に何かに悩んでいたわけでもなく、ただ友達に誘われて何となく行った。

 

 

うらないスペースは、横浜のジョイナス地下街のはしっこにあり、パーテーションでスペースで区切られてた。

 

 

高校生にとっては大金だった1,000円。形に残らないものうらないに使うには抵抗があったが、ここまで来たら受けるしかない。

 

 

その時言われて唯一未だに覚えている言葉がある。

 

「アナタは大器晩成です。ずっと努力を続ければ48歳で開花するでしょう」

 

「まじですか、後30年も頑張り続けないといけないのでしょうか?」

 

 

その言葉に占い師からの回答はなかった。

 

大学を出て、プロミュージシャンになりたいと思った。
それは、社会に出て普通の大人になりたくないという、【若気のいたり】からだった。

 

ちなみにタイムマシーンがあったら「逃げずに勝負しろ!」と22歳の自分に言い聞かせたい。

 

バンドをやっているときも「もし売れるとしても48歳なのだろうか」と、占い師の言葉を思い返す事が多々あった。

 

 

28歳の時、バンドで売れる道は諦めて、新たな道であるアークシップでの挑戦が始まった。

 

「占い師の言葉を信じるなら、後20年後か・・・」

それから、がむしゃらに進み、今年で40歳になった。

占い師が言った48歳まで後8年。

 

 

48歳になるまでアークシップを続ける事が出来れば、設立20周年を迎えることになる。

はたしてその時アークシップはどうなっているのか、

その答えは後8年後に分かります。

 

▼YouTube ウルフルズ「それが答えだ」

 



【私的音楽評】No.195 クロちゃんセレクト1 担当:クロちゃん UPDATE:2013.7.25

今週の音楽評を担当いたします、「クロちゃん」こと大黒です。
しかし、噂では聞いていましたが、
まっしゅ編集長のキラーパスっぷり……抜群に冴えてます(笑)

↑褒めてくれてありがとう(・∀・)笑 Byまっしゅ

 

だって私の前がけんたろー君に代表にニシさんですよ!?
けんたろー君のJohn Mayerセレクトに
「ずいぶんセンスいいとこついてきたな~」と嘆息し、
代表や五十嵐さん、ニシさんの“カレーしばり”音楽チョイスなんて
三者三様ですごく面白かったですよね~。。。

 

私にはけんたろー君のようなセンスも持っていなければ、
代表たち音楽評のレギュラーメンバー並みの知識もない。
カレーは大好きだけどカレー音楽は
『恋の500mカレー (GOタリモ&ミニカレー)』くらいしか知らないし。

 

こりゃハードル高いな……と思いながら、
職場の昼休みに外へ出ると、
足下のコンクリートで燻された真夏の空気が私を包みました。
瞬間、汗ダーラダラ。

 

うぅ、あぢぃ~~とうめきながら、駅前の中華料理屋までフラフラ、とろとろ歩く。
そこは平日の昼時でもあんまり人がいなくて個人的なオアシスとなっているのだけど、
その日は珍しくYシャツ姿がちらほら見かけられます。

 

私の隣に座っていた営業風の二人がなにやら盛り上がっていた。
気になって耳をかたむけてみると、高校野球の話題。
やれ今年は横浜が優勝とか、名電はどうとか……。

 

なんだかいいね。うん、夏だね。

 

ということで今回のテーマは「夏」。
おいしいテーマいただいちゃいます(笑)

 

夏の名曲を並べればキリがなさそうですが、
私の中で「夏!」といえばこの曲しかありません。

 

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スチャダラパー 『サマージャム ’95』

 

日本語ラップのクラシック中のクラシック。
「夏になって最初に思い浮かべる曲は?」という質問に
この曲を挙げる人もきっと少なくないのではないかと。

 

この曲の素晴らしいところは、リリックからライミング(節回し)、
バックトラックにいたるまで、“ザ・夏”を一貫して表現しているところにあると思うのです。

 

まずリリック。のっけから「夏休みあるある」がてんこ盛りにつづられています。
たとえば「夏本番/海か?山か?プールか?/いや まずは本屋」。
自分の夏休み3日目あたりの光景をそのまま切り取られたみたいです。

 

いろいろ妄想をふくらませるんだけれども、結局冷房の効いた家の部屋にいてアイス食ってるか、
出かけても近場で力尽きて、ブックオフに避難して立ち読みはじめたら3時間経ってた……
こんなたのしい(?)夏の思い出がありありとよみがえってきます。

 

ライミング(MCの節回し)もとってもいい感じ。
スチャダラの二大フロントマンであるBOSEさんとANIさんの、
ビートにしっかり乗せつつもルーズに刻んでいくスタイルが、
上の歌詞とこれ以上ないほどにマッチしているんです。
夏休みの部活帰り、もしくは職場仲間との暑気払いの帰りみちを
ほうふつとさせる掛け合いがまた絶品なんですよ。

 

「食ってないね-アイス/行ってないね-プール
行ったね-プール/みんなで徹夜明け レンタカーで
情けなかったね-海パンダサダサで
あれは笑ったな-/行きたいな-また」

 

……この部分にかかると、なぜだかいつも涙が浮かんでしまいます(笑)

 

トラックは4つ打ちながら、独特の横ゆれグルーヴ感が漂ってます。
一言でいえば「とっても涼しげ」。
冒頭からのシンセと、たぶん木琴系のサンプリングがここではいい味をだしてます。

それでいて4つ打ちのビートが、アスファルトにゆらゆら立ちのぼる蜃気楼のように効いています。
最高です。だれか冷やし中華とガリガリ君持ってきて!

 

 

 

『サマージャム ’95』と並行して語られる、日本語ラップの夏クラシックといえばこちらでしょう。

 

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かせきさいだぁ『じゃっ夏なんで』

 

これもいいんですよね~。真夏の夕暮れ時みたいに涼しげで、ルーズで。
甲乙つけがたいです。

 

この2曲、雰囲気は似ているのですが、展開されている夏の光景はちょっと違うなと思うんです。
スチャダラパーは「夏のリアルな一日」を切り取っている。
海水浴やら音楽フェスやら行く絵だけ頭の中で妄想して、足は本屋へ向かってたり。
可愛いあの娘とのひとときをやっっぱり妄想する自室六畳半とか。

 

一方かせきさんが描く風景は「ひと夏の夢」なんですよね。
歌詞は(おそらく)少年少女の淡い恋を描いています。
少年の片思いが夏祭りというハレの場で花ひらく、
打ち上げ花火や鹿踊りとともに……って感じの内容なのですが、
私にいわせればこんなミラクル甘酸っぱい光景、現実には遭遇しません。(ぉぃ)

 

作家や昭和チックな固有名詞も織り交ぜながら、
全体としてなんだか懐かしいな~って感じちゃうリリックなんですが、
「あれ?懐かしいってなんとなく思ったけど、
こんなシチュエーション一度も出くわしたことないぞ?!」
となっちゃうんです、私の場合。

 

だからこれは私の中で、たのしい夏休みを思い浮かべながら偶然に見た夢の内容のことなんだ。
ってことにして納得するようにしました。
言ってみればファンタジーなんです。ひと夏のファンタジー。
まぁ、大人になってみると、あんなに長い夏休みがあったこと自体がファンタジーなんですけど。

 

まとまりもなく書いてきてしまいましたが、上の2曲は本当におすすめです。
聴いたことない!という方はぜひ聴いてみてください。
知ってるよ!とか、前もこのブログで見た!って人も
(これが一番こわい…まぁ、いい曲は何度紹介してもいいってことで…)、

 

そんな厳しいこと言わないで聴いてハッピーになりましょうよ。
夏の本番はこれからです。さて、旅行はどこへ行こうかな……とりあえず、本屋行くか。

 



【私的音楽評】No,194 ニシセレクト51 STAFFリレーBlog#025 UPDATE:2013.7.18

ブログ編集担当の海野から
「今回の音楽評はカレーですから」とテーマ縛りの連絡があった。
まったく勝手なもんである。

 

そういいながら俺はいま“カレー南蛮そば”なるカップ麺を食しながら
このテキストを書いている。

 

カレー南蛮そば

 

フーフー、ズルスル。

 

日本蕎麦とカレー、取り立てて驚くほどではない。
世の中には、カレー味ラムネとかカレー味アイスとか
インド人もびっくりの商品があるらしい。
机の片隅に缶コーヒーWONDAがある。朝専用と書いてある。
朝専用のカレーってどうだろうか。すでに有りそうな気がするが。
再び“カレー南蛮そば”に戻り、原材料を読んでみると
味付け豚肉、人参、玉葱、葱とある。
葱?どこに?緑色の破片がそうらしい。蕎麦だからね、入れたのね。
カレー好きがカレーの材料を語り出すと止まらない。
カレー好きがカレーを食べると材料を言い当てたりする。
いっそのこと、どこかの食品メーカーが
“うちのレトルトカレーの全ての材料を当てたら1千万円!”
そんな公募キャンペーンをやったどうかしら。

 

“カレー”の魅力は、そのブレンド感にあるのではないだろうか。
つまり混ざり物の魅力。
言い換えれば、本家も家本も無い、王道も邪道も無い、
それぞれのオリジナルブレンドを認める、混ざり物の魅力。
アレとコレを入れても良いし、パンに餃子にラーメンと合わせても可。
ホテルの高級カレーから、我が家のお袋カレーも絶品。
「彼女がはじめて作ってくれたカレーが忘れられない」
そんな物語もカレーならでは、だと思うよ。

 

♪キッチンからカレーの香り、君の後ろ姿♪
今とっさに俺が作った詞だけど、これで幸せ感が伝わるでしょ?
カレーのある風景は幸せのひとつのカタチなんだね。
それぞれにオリジナルのカレーがあるように、
それぞれにオリジナルの幸せがる。それでイイじゃん。

 

今回紹介する名曲は、
素晴らしきこの世界/THE真心ブラザース(1993年)

 

素晴らしきこの世界

 



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