【私的音楽評】No,172 五十嵐セレクト47

 

 

皆様、こんにちは。

 

 

毎年のことながら、
「1月は長いな〜、正月三が日が遠い昔のことのように思えるな〜」
と、感じている五十嵐です。

 

 

1月15日、映画監督の大島渚さんが亡くなられました。

自分は沢山映画を見るような人間ではなく、

映画について一家言持っている訳でもないので、

彼の功績について多くを語ることは出来ないのだけれど、

彼の姿や言動をテレビ等で拝見する限りでは、

とても真面目で一本気な印象を持っていました。

 

 

いずれにしても残念です。ご冥福をお祈りします。

 

 

大島監督がメガホンを取った映画の中で、よく知られているものの一つに

「戦場のメリークリスマス」がありますよね。

 

 

この映画のキャスティングの意外性?については、

今更触れるまでもないとは思いますが、

主役級の David Bowie と坂本龍一以外にも、

いわゆるミュージシャンが何名か出演しています。

 

 

そこで、今回は大島監督を偲んで、

この映画に出演したミュージシャンの中から、

3名を取り上げてみました。

 

 

 

What In the World / David Bowie

 

俘虜となった陸軍少佐ジャック・セリアズ役で出演。

 

この曲は、あまり知られていないかも知れませんが、

Iggy Pop がコーラスをつけているせいか、独特の浮遊感があって、

とても好きな曲です。

 

アルバムはこちら、

low

Low / David Bowie

 

 

Differencia / 坂本龍一

 

日本軍俘虜収容所の所長の陸軍大尉ヨノイ役で出演。

 

YMO結成後のソロアルバムの1曲目。

大ヒット作の「Solid State Survivor」の

後のアルバムにしては、実験作だったのでちょっとビックリ。

でも、この曲が入ったアルバムは、いわゆる後のニューウェイブ〜アバンギャルド〜テクノ

という流れを見るにつけ、とっても影響力があった一枚だと思います。

 

アルバムはこちら、

B-2 Unit

B-2 UNIT / 坂本龍一

 

 

BANG! / 三上寛

 

イトウ憲兵中尉役で出演。

 

作品によって全く表情を変える彼のアルバムの中でも、

もっとも異色ともいえる作品。

なんと山下洋輔との共演!!

とにかく最後まで聞いてみてください。

 

アルバムはこちら、

bang!

BANG! / 三上寛

 

 

 

なお、Wikipedia によりますと、
「戦場のメリークリスマス」の配役は、
鬼軍曹ハラには、ビートたけしではなく勝新太郎が、
陸軍大尉ヨノイには、坂本龍一ではなく沢田研二が、
それぞれ予定されていたそうです!!

 

 

 

それじゃ、また!!

 

 

 


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