【私的音楽評】 NO,253「セロリ:山崎まさよし 」担当:長谷川

セロリ

ブロッコリーが昔から好きじゃ無い。

 

全くおいしさが分からない。栄養がたくさんあるのは
分かるんだけど。

 

でも、25歳くらいに組んでいたバンド名は「ブロッコリーズ」だった。
バンド名の由来は、まだ組み始めた頃にスタジオで録音した音源を
仲間に聞かせて「このサウンドだったらバンド名何かな?」とたずねたら、
「これはブロッコリーズですね」と回答があり、その語感が気に入って
バンド名に採用になった。

 

このブロッコリーズで思い出深いライブがある。

 

リハーサルを15時頃に終えた後、本番21時頃まで時間があったので、
ベーシストがどうしてもその日に好きなアーティストの
イベントを観に行きたいと関内から渋谷に出かけていった。

 

19時過ぎには戻るはずが、全く帰ってこない。

どうしたんだ・・・

 

なんと行きは良かったのだが、ライブ本番に向けて戻ろうとした
電車が止まってしまったのだ。

しかもよりによって乗っている電車がとまってしまい、他の電車にも乗り換えられない。

 

ひとまずライブハウス側に事情を話し、出演順を一番最後にしてもらった。
普通のブッキングライブだったのに、良く変更してくれたものだ。

 

1組目の演奏が終わってもまだ来ない、
2組目の演奏が終わっても全然来ない
3組目の演奏が終わっても来る気配ゼロ
4組目の演奏が終わっても音沙汰無し

 

とうとう自分達の出番になった。
でも来ない・・・

 

仕方ないとステージ行きセッティングを始めたが、それでも来ない。
ベースは楽屋にあったから、万が一と思い代わりにセッティングする。

 

全員の準備が終わっても来ないので、これは覚悟を決めて
ベース抜きでやるしか無いかと思ったその時・・・

 

ライブハウスの扉が開き、光が入ってきた!

そう、我がバンドのベースが間に合ったのだ!

 

会場のお客さんもライブハウスの関係者が
拍手で迎えてくれた。よくよく考えると自分が悪いのだが、
なんだか会場が温かな雰囲気になってる。

 

ベーシストは普段全く運動しないが、流石に走ったのだろう。
汗だくで息が切れていた。

 

そのままステージに上がり、チューニングしてライブの演奏は始まった。
その時のライブの出来がどうだったかはここではあえて語らないでおきたい・・・

 

今アークシップの現場では、会場入り後に出かけることは極力避けてもらっている。
だって、何が起こるか分からない事を知っているから・・・・

 

ブロッコリーの曲はないけど、近いものとして「セロリ」を選んでみた。
山崎まさよしの歌にCharがアドリブで合いの手を入れる。素晴らしいフレーズで格好いいです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=KK8ES3on7Mo

 

 


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