【私的音楽評】 NO,214 五十嵐セレクト 59

 

 

【1964年のブリティッシュ・インベンション】

 

 

1964年というと今から丁度50年前である。

 

 

1964年がどんな年だったかというと、、、

 

1964年の2月に The Beatles は初めてアメリカを訪れた。
1964年の4月に「平凡パンチ」が創刊された。
1964年の7月に Miles Davis が初来日した。
(Miles Davis tp, Herbie Hancock p, Ron Carter b, Tony Williams ds, Sam Rivers ts という編成)
1964年の10月に東海道新幹線が開通した。
同じく10月に日本武道館が開館した。
同じく10月に東京オリンピックが開催された…

 

 

と、いうわけで日本国内は、
高度成長期のまっただ中にあって、都市インフラは果てしなく増強され、
郊外の団地はあまねく供給され、企業は設備投資に明け暮れていた頃である。

 

 

50年後の今はといえば、老朽化した公共施設を維持すべき、という人より、
解体するのにお金が投じられることをよし、とする人が上回っている
ような時代である。不思議…

 

 

さてさて、ポピュラー音楽の世界をみてみると、
1964年を象徴する現象としてあげられるのが、
いわゆるブリティッシュ・インベンションである。

 

 

The Beatles がやってきて以来、
数多くの英国産のバンドによって、Elvis Presley 等の大物が
お休み?している間にアメリカの音楽界が席巻された。

 

 

彼らは、綺麗で憶えやすいメロディと、
(当時は)目新しかったビートを武器に、
主にギャル層に食い込んでいった。
新しい時代の幕開けである…

 

 

そんな1964年の真夏に自分は生まれたのでした。。。
それから50年。。。

 

 

 

今回は1964年にヒットした英国産の3曲をどうぞ!!

 

 

 

Do Wah Diddy / Manfred Mann

 

1964年7月リリース。ビルボード#1

 

リーダーである Manfred Mann のオルガンも勿論だが、
名ボーカリスト Paul Jones の名唄がひかる名曲。
彼は後になんと Carla Bley の一大音楽絵巻
「Escalator Over The Hill」にも参加している。

 

アルバムはこちらをどうぞ!!

 

manfred mann : the best of
The Best of / Manfred Mann

 

 

 

Because / Dave Clark Five

 

1964年8月リリース。ビルボード#7

 

いかにも日本人好みのメロディーのこの曲は、
メロディーライン含め、多くの近似曲を
産み出すこととなった。
自分もカラオケでたまに歌う。

 

アルバムはこちらをどうぞ!!

 

Dave Clark Five : The History of
The History of / Dave Clark Five

 

 

 

Tell Her No / The Zombies

 

1964年11月リリース。ビルボード#6

 

山下達郎氏のNHK-FMのプログラムで
この曲を知ったのだけれど、ずーっとバンドで演ってみたいと
思っていたところ、国立のイタリア料理店(というかパスタのお店)
でクリスマスイベントの話が来て、夢がかなって演奏することができた。
昔の話。思い出の一曲です。

 

アルバムはこちらをどうぞ!!

 

The Zombies : Begin Here
Begin Here / The Zombies

 

 

 

それじゃあ、また!!

 

 

 


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