人を、街を、音楽でつなぐ市民団体 NPO法人ARCSHIP 【私的音楽評】No,177 ニシセレクト47

【私的音楽評】No,177 ニシセレクト47

 

世の中で一番多く作られ、楽しまれている楽器は

ギターではないかしら。

ほぼすべての楽器店にはギターは置いてあるし、

専門店の数だってダントツだろう。

たて笛やハーモニカやピアノよりギターだろうね、たぶん。

 

毎年『TOKYOハンドクラフトギターフェス』つー展示会があって、

この会場内の静かな熱気には圧倒される。

楽器の展示会だから弾く楽しみは当然として、

さらに、ギターを作る楽しみとか

ギターを工芸品として鑑賞する楽しみとか

ギターを見つめる目線が様々でマニアックなんだ。

「このメイプル(カエデの木)素材はカナダ産ですか?」

「アメリカのノースダコタですよ」

「どうりで木目も音も柔らかい」

あなた達は大工さんですかとツッコミたくなる。

 

とはいえ、やっぱりギターは弾いてナンボのもん。

この展示会でも

試し弾きをしている光景があちこちで見受けられます。

いるんだよ、たまに。バカテク(高技術)の兄ちゃんが。

展示品をなにげなく弾き出すと、その上手さに人の輪が出来る。

演奏後に拍手がおきて、

兄ちゃんの鼻の穴が少し広がるんだ。なんとも微笑ましい。

こういう場で俺が一番好きなのは

お爺ちゃんが静かにギターを試奏している姿。

技術が云々ではなくて、ギターの音が好きが伝わってくる。

どんなに仕事が忙しくてもギターに毎日触れて

音を楽しみ、音で癒される。

誰に聴かせるわけでもなく、長くずっとギターを愛している。

そんな人が世界中にたくさんいるのだろうね。会いたいなあ。

 

今回紹介するのは“そんな人”の演奏動画です。

この紳士、どこのどなたかも知りませんが、爪弾く表情が素敵です。

俺はこの人と友だちになりたいです。おとバンにも横音にも呼びたい。
ギターの紳士

 

曲目はビートルズのLUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS

動画から紳士の人生を想像するのも一興です。ぜひご覧あれ。

 

 

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