人を、街を、音楽でつなぐ市民団体 NPO法人ARCSHIP 【私的音楽評】NO,154 ニシセレクト42 スーマー君

【私的音楽評】NO,154 ニシセレクト42 スーマー君

 

 

 

 

 

スーマー君の話

 

「住む街の自慢をしてください」

と尋ねられたら、あなた何を自慢するだろうか?

 

「美味しいコロッケ屋がある」

「盆踊りが盛大だ」

「セレブな女子校がある」

まあ色々あるだろう。

俺は「素敵な歌唄いが住んでいる」と答えるゾ。

 

彼の名前はスーマー。本名も生業も知らない。

商店街で会えば、

「久しぶり、元気?」

「うん。先月は大阪と高知の旅だったよ」

彼は車にギターとバンジョーを積んで、演奏旅行に行くのだ。

我が街に住む素敵な歌唄いは、

時にはカフェで、時にはバーやそば屋で歌っている。

 

たとえば行きつけの飲み屋でこんな事があった。

カウンターで知らない人が届いたメールを見て、

「カドのパスタ屋でスーマーが歌っているって」と独り言。

「えっ?突然?」と隣の人。

「どうもそうらしいです。ノーチャージだって」

「俺、行く」

「あっ私も」

カウンターからテーブル席からゾロゾロと6人がパスタ屋へ。

スーマーの歌声とギターの音色を楽しんで、また飲み屋へ戻る。

6人は全員初対面。でも会話は続く。

「今夜はラッキーでしたね」

「うん、久々に無人船を聴けたしね」

「アンコールのクレージーラブもよかった」

「あれはスーマーの訳詞がいいんだ」「うんうん」「そうそう」

 

我がまち六角橋は不思議な街だ。

不思議だから素敵な歌唄いがいるのか。それもとその逆か。

日本中の街々に「スーマー君」がいるといいね。

 

あなたの街には「スーマー君」がいますか?

あなたの街の自慢はなんですか?

 

suemarr ” Crazy Love “

 

http://www.youtube.com/watch?v=ZyefGPxAYDY&feature

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